ビジネスを野球に喩える中年男性と同じように、閉経をサッカーや登山やマラソンに喩えたくなる中年女性がここにいます。
はーい、ここでーす! ここよー!!!
またゴールポストを動かされた!
このひと言で、わかる人はわかる。
ゴールポスト、そこにあったんかーい!
という感じで月経のペースが変わっていく。
30代までの「不順」とはゲームのルールが変わっています。
わたしは先日これの大きめのを経験しまして、「ああ、友人たちが言っていたのはこれか・・・」と思いながら日々を過ごしました。
もう少しで次のステージへ進めるかな・・・と思っていたのにそうではない感じが、いつの間にかゴールポストを動かされた感じ。
更年期と言われる期間のなかにもたぶん「前半45分終了間際、ホイッスルまだか・・・」みたいな時期があって、わたしはその時期に入っているんじゃないかな。年齢の近い友人と話していても、そう思います。
なんか近づいてるかな、下半身が重いな・・・、あ。ゴールポスト見えた?
ゴーーーーーーール!
したけど・・・
あれ?
今回のゴールポスト、これまでのより小さくない?
フットサルなの?
みたいなのもあるんですよねぇ。
これを正規の一点にカウントしなきゃだめ? ってやつが。
気持ち的に、なかったことにしたいくらいのやつ(笑)。
こんなふうに、毎年ちょっとずつゲームのルールが変わっていきます。
40代後半から「ゴールポストが七変化」みたいな感じになってきました。
ちなみに、この「これを正規の一点にカウントしなきゃだめ?」ってやつは不正出血の可能性もあるので、「次回の診察のときに検査しましょうか」と、婦人科のお医者さんから言われました。
(めんどくさいなー。言わなきゃよかったかなー)
などと思ってしまうのも、わたしの正直な気持ちです。
* * *
今日は感覚的な話を書きました。
ここに更年期の心身への対応について書くようになってから、いろんな人がお会いしたときに話をしてくれるようになりました。
みんな若く見えていたからびっくりしちゃうのだけど、それぞれのクリニックの対応なども聞かせてもらえてありがたい限りです。
数メートル前後を走っている人がちょっと振り向いて「ここ、滑るから右側を通ったほうがいいですよ」と教えてくれるような、トレイルマラソンの大会みたいなコミュニケーションって、いいですよね。
わたしも走りながら伝えられるように、自己観察と言語化のスクワットを続けてまいります。
人生に一度の登山なのでね。