うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

蜘蛛の糸 芥川龍之介 著

少し前に「魔術」という児童向けの物語を読み、続けて「杜子春」を読み、そこからの「蜘蛛の糸」です。こんな話だったっけ。こんなに短かったっけ。読んでみてびっくりしました。

こういう話への読書感想文を読んで、学校の先生はどうするのだろう。一筆添えたりするのでしょう? たいへんなお仕事…。
わたしがその仕事を任されたら、サービス精神全開でほめちぎってしまいそう。将来アマゾンのレビューで長文を書く人を育成してしまいそう。

大人のわたしはこれを読んで

 

 

 せこっ!

 

 

くらいしか感想の書きようがなくて…。もちろん長く書くことはできる。まさにこの今日の文章のようにふくらませればいくらでも書ける。でも、感想というほどのものが湧いてこない。
大人になって読んだわたしは「カンダタ=せこい男」という再認識をしつつ、セコさにもいろいろあるけれど、子どもには金銭欲とか名誉欲の話はちょっと早いからこのくらいにしとこか、という感じだったのかな~、などと勝手に "ひとり文部省ごっこ" を楽しみました。

蜘蛛の糸

蜘蛛の糸