うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

あんみつ屋カフェ 三条甘味処(新潟県三条市)


三条市本成寺周辺は、なかなかすてきな観光地でした。三条ものづくり学校の帰りに、すごくおすすめだと言われて「あんみつ屋カフェ」というところへ行きました。
事前にこのエリアの下見をしていた人(母)が、ヨガクラスの後に「ものすごくおなかがすいた!」と全身をよじるわたしの言葉を華麗にスルー。空腹なのに、いきなり甘味処へ連行されました。
そして行ってみて納得。どうしても連れていきたいと思う気持ちが、わかる…。この店は、いろいろすごい。



週の半分の営業。木・金・土は開いています。(日曜も開いている週があります)
ものすごく丁寧な仕込みをしていることが伝わってくる美味しさの紹介は、このあとすぐ!


わたしはお腹がすいていたので(ガルルルル…)


「わらびもち」をいただきました。あんみつ屋さんなのですが、限定メニューにこれがありました。
わらびもち本体もおいしかったのですが、その左上のゴマの部分と白玉を一緒に口に入れると、夢のようなおいしさでした。なんといったらいいのかしら、このゴマの感じは…


母と友人はあんみつを注文。



これも求肥の部分の味付けがすごくよいらしく、「ここのきな粉が! きな粉のところがっ!!」と、ふたりで絶賛していました。寒天の味付けもすばらしいと、都内で80年続いている和菓子屋の娘(友人)が太鼓判を押しておりました。


わたしもふたりにすすめられて局部的に味見をさせてもらったのですが…
あんみつを上から見て地図のように見たときに、各大陸部分で食感と味の組み合わせが計算されている!!!
なんというか、細かすぎてわからないモノマネみたいに凝っているのです。なにこれすごい。楽しい。




営業時間、メニュー、内容…。
すべてにおいてコンセプトを見失わずにやろうと思ったら、こうなるよな〜。なるよ〜。
・・・と思っていたら、店主さんが話しかけてくださり。




・・・ ・・・ え。えっ。えええーーー?!
 というおもしろさ。
 もと芸人さんだったとか?! ・・・と思わず勘ぐってしまう種類のおもしろさ。



ここへ来るのが二度目の母いわく「前回はじめて来たときは、あの人、あのキャラクターを隠してた。ふつうにセンスのいいおしゃれな人だったのに」とのこと。なんでだろう。リピート客を前に、いろいろ鍵が開いちゃったのかしら…。
店主さんは、こちらが「ここと、ここの組み合わせがすごく美味しいです」と言っているだけなのに、ものすごくおかしな感じで謙遜されます。しかもそのボキャブラリがちょっとネガティブで、おもしろい…。
新潟弁はこういうとき、ちょっとおもしろかったりするんですよね…。
でも・・・



 ネガティブの中から漏れちゃってるよ、ポジティブが!!!

 漏れてる! 漏れてる!

 志村、うしろーーー!



というような、そういう気持ちになるトーク
だって、めっちゃ研究してるんだもの。甘味を。



そして・・・



過ごしやすさへの配慮も抜群。アートセンスもナイス。どうなってんだこの店…。





三条ものづくり学校で廃材をもらったから置いてみたとおっしゃるのだけど、この椅子の置きかた!


わたしはネガティブの中から漏れちゃってるポジティブさが好きで、こういうお店に来るとキューン☆となります。「わかるかなー。わかんねーだろーなー」みたいなことをハイレベルな形でアウトプットしている人は、話すとおもしろい…。
ちょこんと販売されているおまけのようなポストカードも、どれもすごくすてき。なんだよー、三条。楽しいじゃないかー。


▼お近くのかたは、営業日に気をつけつつ、ぜひ!