千葉県・銚子のやや内陸部にある香取市の佐原(さわら)という町へ行ってきました。職場の人が日帰り旅行へ行ってきたときの写真を見せてもらったらすてきな雰囲気で、どうしても行きたくなりました。
成田山の近くであることをまったく気にせず新年早々に向かい、成田の駅まで途中からものすごく混んだ電車に乗るなどの失敗をしつつ、たどり着きました。佐原は時間が合うなら高速バスで行くのが賢いかも。東京駅から出ているみたい。
JRの佐原駅からいい雰囲気のエリアまで、歩いて数分
車を持っていないわたしには、このように電車と徒歩で遊べる観光地がありがたい。冬はレンタルサイクルもきついので、ありがたいよ佐原!
「あなた、こういうのが好きで来たんでしょ」といわんばかりの駅。
これは、観光案内所の前の味わい物件。
線路沿いを歩くと数分で景色が変わります。
うわー。はじまったー。ここからすてきな町並みが続きます。
小野川沿いを歩く
腰、かいいの?
忠敬橋・酒造のある道も楽しい
ここは伊能忠敬の出身地。あちこちに「けいちゅう」という名前の付いた場所があります。
このレコード屋さんと馬場本店酒造のあたりがとてもすてきで
自由に見学させてもらえます。この焼印スポットで目が釘付けになりました。
味わい物件が続きます。
この酒店の建物のカクカク・デコボコしたロボ感! たまらん!
この通りには酒蔵が2軒ありました。ここは東薫酒造。
香取神宮まで歩いていく
わたしにとって2キロは迷わず徒歩圏内。3キロになると自転車を借りようかなぁと考えますが、2キロならいけるじゃろ、ということで歩いてみることにしました。
このルートは江戸の町並み風情だけでなくわたしの大好きな昭和のビルヂング、木造建築、モルタル建築がいっぱいです。
なりゆきの増築感のなかに漏れ出る、な…なぜそこにその曲線美を入れた! という昭和のおしゃれマインドのなごりに萌える。
ああ~ん、そこにパラボラ・アンテナ置いちゃった!契約しちゃった!おとうさん頑張っちゃった! なんて妄想しながら、わたしにしかわからないポイントでずっと萌え続けながら歩いていると
渋滞してる。そうか、今日は正月なのでした。
ここから参道まで行ったのですが、ものすごい行列なので、参拝するのはやめにして帰ってきたのですが、そのまえに食べた
参道にある「岩立本店」という店のわらび餅が
人間の想像力を超えるおいしさでした!
あまりのおどろきに写真を取るのを忘れたのですが、このためだけにまた行きたいと思うほど。い、いまわたしが口に入れて、喉を通っていったものは、な、なんだったの? 水のかたまり? でも確かにきな粉もいたわ! な、なんだったのおぉぉぉぉー?! と一口ごとに奇跡が起こる。あれなに? なんなの? わたしの口の中にいる歯、全員に聞き込み調査をしてみたのだけど誰も表現できない。みんな幽霊に頬をなでられた後みたいにキョトーンとしてる。なによ。ぼーっと歯茎の上に座っちゃって。仕事しなさいよ! というか、よく考えたら歯を使っていなかったのかも!
▼そんなミステリーの現場はここです
そんなこんなで参拝もしていないのに思いっきり堪能し、また佐原へ歩いて戻りました。
グレーの空に、グレーのレトロ物件。たまらん…。
伊能忠敬旧宅
佐原の町で、ひとつ観光地らしい場所へ行きました。伊能忠敬旧宅。
伊能忠敬という人は、なんとセカンド・ライフのワークとして地図をつくったんですね。ここでお商売をして、経営を息子に譲ってから「さーて測量しよう、地図作ろう」って、なんでそうなるのかわからないけど、とにかく人生とことん活用してる。
もうそろそろ夕暮れ時。帰らなくちゃ。
夜は夜で、夏に来たら楽しそう。
東京から距離はそんなに遠くないのに、電車だと遠い千葉県香取市。行ってみてよかった。
▼ここですー