到着した日に一泊しただけでしたが、ハノイはとても洗練された都会で、ビジネスも色とりどり。やり手の女性が多い街という印象です。
宿のお姉さんが「朝はあちこちにカフェがあるわよ」というので出かけてみたら、ほんとうにいっぱい。
まだ体が慣れていないのだけどカロリーは欲しかったのでブレッド&バターを頼みました。
コーヒー2杯とこれで9万ドン(514円)。
このお店はパテ屋さんで、フランス風のカフェで朝食という感じだった。
マッサージ店の入り口やフットバスで大量に使われている花とおぼしきバラ屋さんや
それとすれ違うようにやってくる、マット屋さん。ダスキン的なものであろうか。
インドやインドネシアでも見た光景なのだけど、なんかすごく張りがあるというか、キリッとしている。
その姿に見とれていたら、
8個くらいで4万と言われたので、「えー」と言ったら「ああそう、多いのね」といって半分で2万ドン(114円)。単価は下げない。
量と値段で言うとセブンイレブンのドーナツよりすこし安いくらいの設定。この子すごいやり手。惚れるわ〜。
教会の花壇の花に水やリをする女性たちのユニフォームも立ち姿も鮮やか。
人々の腰がピンと立っていて、色鮮やかで、商売のスタンスもユルくない。
ベトナムではこのあと「お姉さんうまいな〜。そうやって、負けないところが好きよ」という思いをたくさんした。英語で話しかけてくれるのも女性のほうが多くて、なんとなく居心地が良かった。
いっぽうで、男性は結局価格を下げてくれてしまうというギャップもおもしろかった。なんでこういう国になったのだろう。いずれにしても「女が頑張ってます!」みたいな気合を観光客に感じさせない、"自然なちゃっかり感" がいい。「男だと値切られるからフロントは女が守っている」というストーリーを想像するほうがしっくりいく。
ふしぎだ。