うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

柳原可奈子の気になっちゃう感じですか? 柳原可奈子 著


成仏できていないかったいろんなイライラが、川にゴミが流れていくように遠のいていく〜。ああでもまだあそこに見えてる〜。という感覚で、たいへん楽しく読みました。
わたしは同世代の女性の演出あふれるさまざまな挙動が苦手なのですが、なかでも「ちょっとバブルの残り香のする、セレブ的自己演出を好む人」の挙動が格別にイライラします。これがいくつも書かれていた。「エコ女」「犬かぶれ女」「森高千里イズム女」あたりがドツボでした。ヨガの世界って、こういう人けっこう多いんだわ!(怒・笑)←どっちよ!

  • 店員とのやり取りを日記形式で読むの、おもしろいな〜。
  • 北条先生が、ダイエットについて「肉体は精神の入れ物にしかすぎませんので、気にしておりません」って回答してるー!


などなど、彼女の芸をご覧になったみなさまにはすぐ絵が浮かぶ楽しさ。
2009年の本なのですが、23歳の時点でこの完成度、天才すぎる……。


鮮やかですね。柳原可奈子スワミ。夏目漱石に迫る精度の人物設定・関係設定で繰り広げられるさまざまな芸を見て、可奈子様の虜であります。
スワミ呼ばわりのきっかけは、今月のラジオ。リスナーからのメールをきっかけに、考え方の癖から骨盤の話へ展開。
「"歪み戻っていく" っていうときがある」「人生は骨盤」とおっしゃってました。それを聞いてから、「やっぱりそこ、見えてる人だよな」と思って本を読んでみたのでした。

これ。オープニングトークの後、5分くらいから。
こういうお嬢さんが存分に才能を発揮できる、シャレの通じる社会であって欲しいものだ。