うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

Ayurveda / A Practical Guide Dr.Vasant Lad 著


正式名称には「The Science of Self-Healing」というのが含まれています。
英語がわからなくてもかなり使える実用書で、洋書なのですがアマゾンで手ごろな価格で買えます。
2021年に再確認をしたら、Kindle版も出ています。(下の2冊の、上の人のイラスト表紙のもの)
なにからなにまで仕様書のように整理されている「プラクティカル・ガイド」。「人体の兆候図鑑」といった内容で、とても便利な本です。


わたしがよく参照するのは爪についてのページです。凹みがたまに登場すると、この本にある図を参照します。
20代までは白いカルシウムの浮きもあったなぁ、とか。
このほかにも唇、目、さまざまなパーツが参照できます。


わたしがこのほかに、いいなぁと思うのは、アーサナの解説がカパ(Kapha)への対応ベースになっていて、そのうえで注意点が示唆されているところ。
ここは、よくコンセプト絞ってる。参考書なので盛りたくなるところだろうに、ナイス・フォーカスなんです。
Head Knee(パスチモッターナ・アーサナ)は背骨を丸めちゃイカンわけだ、というのをしっかりと指摘しています。Incorrectの例として載っている方法では、かえってカパが増すというのは、長く続けている人ならうなずく部分じゃないかと思います。
わたしはインドでここを徹底的に指摘されてカパを増やしがちなアーサナのとり方をする癖があるのがわかっていたのですが、この本を見てハッとしました。
「身体が重い」「気持ちが重い」と感じるときほど、下の背骨は伸ばすほうがいい。


そういう「流されずに正しく続けたいこと」に気づくことの多い一冊です。
そうでなくても、どこかに「おでき」ができたときに参照したりすると絶対楽しい。身体占いの本みたい。
わたしはもう「吹き出物」とか「ニキビ」ができにくい年齢になってしまい(乾いた、っていうのか? 脂がなくなってきた)、ちょっと空しいのですが、これが手元にあると、身体を観察するのが楽しくなります。


Ayurveda: The Science of Self-Healing : A Practical Guide

Ayurveda: The Science of Self-Healing : A Practical Guide