半年ぶりに神戸へ行ってきました。
関西でのヨガクラスの前日にお休みが取れたので、街をお散歩しました。
体力を温存しておきたいときの散策は、最近は文学記念館のようなところか旧宿場町の町並みを見て歩くか。最近の大きな美術展や博物展は情報量が多く感じるので、建物に少し情報があるくらいの場所へ行きます。
そんなわけでの、神戸文学館です。
以前行った横尾忠則美術館のすぐ近くにありました。
いつの間にか10年近く経ってる。びっくり。
ここもちょっと気になったのだけど、今回は入りませんでした。
神戸文学館
ここです。
展示物が時代×作家順になっていて、見やすくておもしろかったです。
昔の本の装丁にも夢の組み合わせがあったりして、じっくり見ました。
棟方志功が装丁の谷崎潤一郎作品「瘋癲老人日記」が、めちゃくちゃ素敵でした。中身はあんななのに!(笑)
他にも、横溝正史の娘を江戸川乱歩が抱っこして一緒に写っている写真とか、大阪毎日新聞の記者時代の井上靖のところへ作家仲間が集まって屋上で写ってる写真とか、夢の競演すぎる!!! と思うような写真がありました。
関東大震災をきっかけに多くの東京の作家が関西に疎開していたことが当時の作品とともにわかったりして、この時代別の展示はすごく良いです。
筆跡も、いろんな作家のナマ書体(?)をみっちり見ちゃいました。
谷崎潤一郎は太い字で原稿用紙のマスのサイズくらいの大きい字で、ゴシック体のなにかのフォントみたいな字だし、野坂昭如さん(生きている映像を知っていると「さん」をつけずにいられないのはどうして。いつからそうなった)の字は、なんかオシャレ!
このあと、この駅のあたりをぶらぶら歩きました。
これは、旧ハンター住宅という建物。
動物公園の敷地内にあるようで、近くまでは行けませんでした。
この商店街がとても楽しくて、最後まで歩き通しちゃいました。
商店街を抜けたところに明石焼きのお店があって、はじめてソースでいただきました。
だし汁に浸けるのも美味しいですが、ふわふわなのにソースがかかっているのは多幸感があります。
たこ焼きほど熱くなく柔らかな個体にソースがかかっている状態に、なんとも言えぬ歓びを感じました。
そうか、わたしはいつも熱いからたこ焼きで緊張してたんだ。だけどソースが好きなんだ! ということに気がつきました。
楽しい散策でした。