なにかプレゼンのような、限られた時間内に伝えたいことを収めるようなことをする前に、歩きながら重要でないことをふるい落とすように整理する、ということをよくします。
東京にいても、5キロであればしれっと徒歩圏内。7キロくらい歩いて移動することもあります。歩きながらだと、連想してくっついたような余計なおまけ思考がどうでもよくなります。
たくさん歩いたあとにカフェでコーヒーを飲みながら、大切なことをあらためて確認する。わたしはこの作業の時間を大切にしています。
神戸でもたくさん歩きました。
この日はどこか美術館へ入ろうかなと思っていたのですが、白鶴美術館も香雪美術館も休館中だったので、御影公会堂に入ってみました。
モダーン! でした。
御影公会堂の外観
潜水艇のような丸窓と、板チョコのような四角の組み合わせがたまりません。
御影公会堂の内部
トイレに丸窓の光が!
モダンすぎてクラクラするよね。最高よね。
この建物は「白鶴酒造」の七代目社長・嘉納治兵衛さんの寄付によって建てられおり、
嘉納家つながりで「YAWARA!」のおじいちゃんのモデルである嘉納治五郎さんの展示コーナーがありました。
ここがものすごく日本の歴史の勉強になる内容で、幻のオリンピック誘致のエピソードなど、初めて知ることばかりでした。
気になってあとから調べたら柳宗悦さんは嘉納治五郎さんの甥。夏目漱石が最初に英語教師として赴任した学校の校長先生も、嘉納治五郎さん。
わたしの脳内はどうしても「猪熊慈吾朗のモデル、すごいな・・・」という理解のワンクッションが入るのですが、いやはやどうにも、偉人です。
そしてわたしはどこまでも不謹慎なので、ここへきた瞬間から脳内で「ミラクル・ガール」の無限ループがはじまり、映像はベッド・インのかおりさんの絶妙な実写バージョンなのです。(これ。名作よ。歌い出しの声量と、「交差点の 人の流れ」の動きの再現性が!!!)
石屋川沿いを歩いて六甲駅へ
ダメダメ。まじめに生きなきゃ。
また地図を見て歩きます。ここからは、御影駅でも六甲駅でもたいして距離は変わりません。
六甲駅へ向かうことにしました。
ここにも大きな神社が。
線路沿いには気になるお店がいくつかありました。木枯らしとシンガーミシン。
六甲八幡神社
六甲駅に着いたら、神社がありました。
入ってみました。
町の神社という感じで落ち着きます。
六甲駅からまた阪急電車に乗りました。そこで三宮へ戻るかと思いきや、戻らない。
本来行こうと思っていた場所へ、ここからやっと向かいました。