バンビエンはチュービングといって浮き輪のなかにお尻を入れてぷかぷか川下りをしたり、パラグライダーで飛んだり、気球に乗ったり、ジップラインというロープにぶら下がってわーいと山の上から下へ降りるアクティビティがあったり、アウトドア・リゾートのメッカのような場所。
レンタカーではなくレンタルバギーがあちこちにあり、わたしはバギーという乗り物を間近で見たのが初めてだったので「小ちゃくてかわいいトラクターがある!」と思っていたら、一般人もお金を払えばそれに乗ることができるというので驚きました。あんな赤いすごいのは小林旭か農家の人しか乗ってはいけないと思い込んでいたので、ものすごいカルチャー・ショック。
あとで同行者(70代)が「わたし5年前ならあれ運転したいと思ったと思う」と言っていて、そうか車に乗る人はそそられるのか…と思いました。
もともとブルーラグーンへはホテルや旅行代理店で申し込みをするツアーに参加して行こうと思っていたのですが、そういうことならわたしもバイクに乗っていいかなという気分になり、レンタルバイクで行くことにしました。わたしはギアつきのものは運転できないので、いわゆるスクーターです。
このお店で借りました。こういうお店があちこちにあります。一日4万キープ(480円)。
ガソリンは運転の練習を兼ねてガソリンスタンドに立ち寄り、1万キープ分入れてもらって出かけました。
橋で料金を支払って、そのあと迷って森の中へ…
バイクに乗るのは久しぶりで運転に自信がなかったので、朝早く(7時台)にでかけました。
料金所のある橋を渡る難関を渋滞時にこなせる気がしない。
これー。ここ。めっちゃ緊張しました。
バイクは1台1万キープ(120円)を支払って渡ります。車用にできているのでバイクは真ん中の溝みたいなところを走らなければいけません。
むずかしかったぁぁあぁああよおぉぉぉおおおお~(思い出すだけで毛穴が開く)
わたりきった後、同行者にほめられました。
そこでわたしたちはすっかり気が緩んでしまい、判断力がおかしくなりました。
こういう看板を注意深く見て進まなければいけないのに、なにかの建売住宅の集合エリアのような看板を「こっちだろー」とみなし、行ってみたらば…
ここ、どこ…?
ひとっこひとりいない。ずっと人に会ってない。
空を見ても、答えはないのです。道を大いに間違えました。
朝早く出すぎてほかにまだブルー・ラグーンへ行く人がおらず、迷ってしまいました。
なんとか大通りへ戻ったら、まっすぐ行くだけでした
なんで道を間違えたのだろう…。
以下は心に余裕の生れた帰り道で、後部座席に乗っている同行者が撮った写真です。こんな景色のところを走りました。
牛がいたりして。ふつうに国道みたいなのを走るだけでした。
なぜ迷ったのだ…。
ブルー・ラグーンへ到着
そもそもわたしは「ラグーン」の意味を知りませんでした。同行者に「ラグーンてなに? 沼?」ときいたら「小さな湖みたいなものじゃないの?」とこれまたテキトー。あとで調べたら沼のほうが正解に近くて「きれいな沼ってことか」と理解しました。
沼といったら沙悟浄の住処と思ってしまう癖がどうも抜けず、どうしてもここを沼と思うことができない。そのくらい青いのです。
入園料はひとり1万キープ(120円)でした。
日が当たっているところで水を見ると、ほんとうに青くて不思議。
飛び込んでいる人もいました。
ジップライン用の高台でくつろぐ
あら高台があるわ~。展望台かしらなんていいながら、高いところにあがってくつろいでいたら、ジップライン用の高台でした。
あとで人が来て、大変だ大変だと言いながら降りました。
ひゃっほーと、みなさんすごく楽しそう。
「ロープトーのぶら下がりバージョンか」と理解しましたが、ロープトーって知らんよね…。むかしむかし、雪国の市営スキー場に、そういうのがあったの。
ラグーンのまわりはお店のある公園
ほかにもブルーラグーンは2つあるそうです。
お店あり仏陀ありで、人々が続々訪れていました。
帰りは余裕を持って、写真撮影などしながら帰りました。
慣れない運転でとんだ大冒険になりましたが、こういうのが旅の醍醐味であるなぁと毎回思います。