先日中野へ行ったら、ブロードウェイのなかにある明屋書店(はるやしょてん)にわたしの好きな本のシリーズが並んでいて、素敵な棚! と思ったその上にこのプレジデント社の手塚治虫シリーズが並んでいました。
「ブッダ」と「火の鳥」は読んだことがあったので、「ブラック・ジャック」を買って帰りました。読んでみたらばなんとおもしろい。ここ数年流行っている、失敗しない女医さんのドラマもこの感じをなぞっているそうですね。わたしはブラック・ジャックとキャプテンハーロックが視覚印象でごっちゃになっていたわ、ということにも今さらながら気がつきました。
TVアニメはタイムボカンシリーズとアラレちゃんばっかり見てきたものだから、「これすごい!教訓だらけ!」と模範的なお客さんの反応をして感動し、レジへ向かいました。
トピックの選び方がおもいしろいんですよね…。【ぶっちゃけずに正直に】【共通言語は「たとえ話」】【「何を言うか」より、「誰が言うか」】など、言葉の使いかたについてのテーマが終盤に集められているのもすごくいい。
手塚治虫って崇高すぎて疲れるんだよな…と思いながら稲中卓球部ばかり何度も読んでいたらこんな中年に仕上がってしまって、わたしの場合はいろいろ手遅れと思っていたけれど、なんかちょっと追いつけた気がする。(どこに?)
- 作者:手塚治虫
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2019/05/30
- メディア: 単行本