うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

60ルピーで、乗り換えなしで空港からニュー・デリー駅へ20分で移動できるデリー・メトロばんざい

インドへ行くのは初めてではないけれど、毎回すごく緊張します。インドは格別に緊張します。
デリーから入るのは10年ぶりとなる今回の旅で、はじめてデリー地下鉄(メトロ)に乗りました。日本の援助で建設されているのは10年前にあちこちで見た看板で知っていたのですが、ほんとうに日本の地下鉄に乗る感覚で乗れて感動…。地下鉄といっても地下を走っているのはほんの少し。すぐ地上を走る、東京の私鉄のような感じです。

 

10年前のハードル、心理的負担の回想

10年前は空港がまだ今のようにモダンではなく、初めてインドへ行った17年前はまるで刑務所のような雰囲気でした。
夜中に到着するとインド人たちがわんさとこっちを見ていて、ものすごい客引きに会う。もうこれだけでめちゃくちゃこわい! というのがかつてのインド旅行でした。
信頼できるインド人の助けを借りなければ無理というわけでロニシゲタトラベルさんなどのお世話になっていました。でももう、その時代はとっくに終わっていたのね…。

参考


 

客引き手口の方便も、今やひとつしかない

客引きの人の嘘に慣れたのは、インドへ行くのが3回目くらいから。
客を乗せるためなら、コンバージョンさせるためならどんな嘘でもつくのがインドタクシー。いまや

 

 「今日は(いまは)地下鉄は走っていないよ」

 

というしか手口がなくなっています。
これに、今日は日曜だからとかホリデーだからとかいろんな理由の装飾が付きます。いずれにしても、自分で地下鉄の改札まで行ってみてから決めればいいこと。
「I see. I'll check it there.」とかいって、のらりくらりとかわします。「No! 断固No!」みたいなスタイルだとわたしの場合は顔の濃さで負けるので、のらりくらりと「いやー、それにしても暑いですね。毎日こんななんですか?」とかいって雑談に持ち込みます。ここ数年はこの「のらりくらりトーク」を練習しています。いろんなインド人と話すうちに、わたしの場合はこのスタイルが有効であることに気づきました。
見た目がぼんやりしているので、さらにぼんやりする作戦です。いったん相手の想像に合わせたうえで、相手を超えていく。先方は自己顕示欲が高く頭のいい人たちなので、真正面からいかない。

 

空港での両替は、多くて3000円でじゅうぶん

よくある手口と言えば、空港の両替で「最低1万円からだ」と言われるというのがあります。定番の嘘なのですが、いまはニューデリー駅まで地下鉄なら100円くらいで移動できてしまう。さすがに1万円はマストじゃないだろ…という感じになっています。
夜に到着してひとまず2000円くらいの宿に泊まるにしても、質素な旅なら両替は多くて3000円でじゅうぶんじゃないかな。日本のビジネスホテル級に快適なところは3000円くらいからなので、5000円両替しておくとよいかもしれません。
宿のある場所へ移動すれば両替所はたくさんあるので、なんなら移動の1000円分でも足りるのですが、「最低1万円からだ」という営業スタイルでこれまでやってきた人たちに対して1000円というのもね。落としどころとして空港では3000円くらい替えておくのがよいかと思います。

 

メトロの乗りかた

自動販売機でチケット(トークン)を買います。プラスチックの丸型のチケットのこういうのをトークンと言います。

f:id:uchikoyoga:20190510135219j:plain

券売機は「English」の表示に変えることができ、日本の地下鉄で切符を買うのと同じです。2019年5月現在でインディラ・ガンディー国際空港からニューデリー駅まで60ルピー(約100円)です。
ニューデリー駅で降りて少し歩くと安宿街があります。ほかの駅で降りる場合も、日本の地下鉄と同じように乗り降りします。

f:id:uchikoyoga:20190510135221j:plain

f:id:uchikoyoga:20190510135220j:plain

空港を降りて2分くらいです。そんなに遠くありません。地下道へ降りていきます。

英語の表示が見当たらなくても、柱2本分くらい歩けば英語の表記もあります。空港周辺は1:1か、1:2くらいの割合で英語表記があります。

荷物チェックとボディチェックを受けて改札を通り、地下鉄に乗ります。

 

 

ニューデリー駅の発音は「ニュウディリ」

5駅・20分くらいで着きます。発音が「ニュウディリ」なので一瞬あれ? となりますが、「ニュウディリ」です。たくさん人が降りるのでわかります。

f:id:uchikoyoga:20190510135218j:plain

22時半を過ぎた車内はガラガラ。

 

宿街へ向かうなら、出口は「Railway Station」のほうへ

どこから出てもなんとかなりますが、「Railway Station」のほうをめざしましょう。

f:id:uchikoyoga:20190510135225j:plain

f:id:uchikoyoga:20190510135224j:plain

電車の駅に対して、このガラガラっぷり。でも地下鉄は走っています。

夜着くと、めちゃくちゃ出そうなパチンコ屋みたいなのが見えてきます。

f:id:uchikoyoga:20190510135222j:plain

これが鉄道のニューデリー駅です。

↓ちなみに朝はこんな感じ。

f:id:uchikoyoga:20190510135226j:plain

以後のことは地球の歩き方などにも載っていると思うのですが、ニュー・デリー鉄道駅の向こう側(宿街方面)へ渡るために荷物チェックのスキャナーみたいなのを通して、階段を上がって線路をたくさん越えて反対側から降ります。
数々の客引きを振りきって歩きます。といっても西インドのアーメダバードよりもうんと少なく感じたくらいなので、デリーはすごく都会になって洗練されています。旅をしやすい街になっていてびっくりしました。