山へ行きたくなり、那須温泉へ行ってきました。栃木県は10年くらい前に日光へ行ったことがありますが、那須へ行くのは初めてです。気軽に行ける高速バスを見つけたので、20代の頃に同じ会社で働いていた先輩に声をかけたら「有給休暇がたまってる! 行く!」とふたつ返事。ちょうどよかった。
バスタ新宿から高速バスに乗って3時間半。那須温泉というバス停で降り、そこから散策しました。
バス停に着く直前から気になっていた木の蔵。いきなり味がありすぎです。
着いた時間は空腹のピーク。バス停から徒歩1分くらいの所にある「みちのく民芸店」ですいとんを食べました。おいしかった!
このお店でもらった、店主みずから歩きながらスナップ写真を撮ってつくったという散策パンフレットがすばらしい。弘法大師を祀った場所があるというのでさっそく向かいました。
おおっ。
ふたつの石の祠にそれぞれ、スタンディングの空海さんとシッティングの空海さんがいらっしゃいました。
スタンディングは熊野で修験中の空海さん。
シッティングはざっくり。五鈷杵をお持ちの空海さん。
徒歩10秒くらいのところに聖徳太子像も。
ガレージに! いい感じ…。
この通りはいろいろ、いい感じです。温泉が近いので硫黄の匂いもしてきます。
上の写真が滝の湯で、下の写真が鹿の湯。鹿の湯のほうへ入りました。温度ごとに湯船がわかれていて、製氷機みたいに四角い湯舟が並んでいます。
わたしは一番低い41度でも熱く感じたのですが、常連さんは46度の湯にさっと入っては出て休み、をくりかえされていました。
揚げ物になっちゃうよ~と思いながら、わたしはずっと41度の箱の中にいました。
そこから、有名な観光地となっている殺生石のほうへ歩きました。
さまざまな伝説があるのですが、いちいち少しふざけた感じがするのがいかにも昔の日本の言い伝えっぽくてたのしい。
盲目の蛇に感謝する岩。
地蔵のサージェント・ペパー陳列。千体地蔵。
手の比率がこわい。
教伝地獄という場所がここ。
そして奥にありました。殺生石。
めちゃくちゃ性格の悪いきつねがいまだに毒ガスを出し続けているらしいですよ。
観光に来て、そんなこといわれてもな~。
この石の横の階段を登ると、展望台まで行くことができます。
千体地蔵を上から見ると、こんな風景。
モンゴリアビレッジ テンゲルに泊まりました
モンゴルの人が暮らすテントに泊まれる村です。
このようなひとつのテントがホテルの一室のようになっていて、敷地内に温泉とレストランがあります。ひとつのテントにベッドが4つあるので、4人で来たらめちゃくちゃ楽しそうです。
▼ここです
那須モンゴリアビレッジ テンゲル|モンゴルの移動式住居「ゲル」を使用した体験宿泊が人気!
夕食の後、モンゴル音楽の生演奏があり、倍音声明を生で聴くことができました。友人は初めて聴いたらしく、「なに、な、なんなのこれはっ!」と驚いていました。近くの子どもたちが驚きとともにつられてマネを始めて、でもできなくて、吐きそうになっててすごく楽しそう。子どもはバイブレーションへの反応が素直。素直って、こういうことだよな…。
わたしは楽器の弦で再現する馬の泣き声のヒヒ~ンというリアルさに感動してしまい、あとで近くでもう一度見せてもらいました。馬の音が暴れん坊将軍のオープニングのよう! この楽器ひとつでこんなことができちゃうの?! という演奏でした。
那須は交通費も宿泊費もかなり安く新宿から往復できるって、知らなかった…。1万5千円で一泊二食して帰ってこれます。温泉街の民宿もとってもよい雰囲気なので、東京砂漠で心が乾いたら発作的に行きやすい。しかも、登山も楽しい!