徳島駅から汽車に乗って約1時間。穴吹駅まで行ってきました。吉野川を上流に向かって移動しました。
目的地は有名な「うだつの町並み」だったのですが、そこへ向かう穴吹駅からの道中の景色があまりにも美しく、「ジブリか!」と何度も脳内でつぶやきました。駅から歩く40分間が夢のような時間でした。
駅からすぐのところに、こんなにきれいな川があるなんて!
もし徳島をホームとする球団があったとして、そこが25年ぶりにリーグ優勝してファンが川に飛び込んだとしても、ただきれいな川に飛び込んだダイビング好きの人にしかなれない。そのくらいきれい。水が澄んでる。やっぱり優勝して高揚して飛び込む川はきれいじゃないから意味があるのだな…などと、どうでもいいことを思いつく都会の汚れたわたし。
すれ違う学生が、こんにちはと声をかけてくれる。肌が澄んでる。さわやかすぎる。青春を汚してしまったようで躊躇するわたし。あとでもう一度別の少女から、こんにちはといわれた。そういう何らかの教育がなされているのだとしたら、大成功だ。おばちゃんこの町で絶対悪いことしないし、お金使おうと思ったもんなー。なんて、ちょっとメロウなことを考えてしまうくらい、この道中は美しくて…
何度も振り向いては、いいところだなぁと。この日はじりじりと太陽が肌を焦がす暑さだったのですが、ランナーとも何名かすれ違いました。
じーっと寄りながら自分を小さくしたイメージで見つめていると、遺跡の中にいる気分になります。ならない?
目的地の入口までたどり着きました。
このあと観光もしたのですが、この駅は橋の上を歩いているだけで満足できちゃう。橋の上にベンチもあります。