うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

眉山登山。天神社・ラジオ体操の人の裏道から歩いて登った(徳島市)


阿波踊り会館横の天神社で参拝もしたし、さぁて宿に戻ってどこか喫茶店でモーニングでも…と思っていたのですが、最後にもう一回ラジオ体操の人をジロジロ見ておこうと思って見て、その右奥をのぞいてみたらば道がある。
なんとなく上がってみたら…。そこは眉山への登山道につながっているそう。なんとなく登りながら考えて、無理っぽければ引き返せばよいのだし…と歩き始めました。こんなあいまいさでスーツケースを引きずったまま松山城まで登ったことがあるわたしなので、結局山頂まで行くことになりました。
だって、とても美しいのですもの。道中が。




ジブリか! という風景が続きます。





ここは真ん中を行けということらしいので進んでみたら





けっこうな角度で長く続く。角度と道の感じは、比叡山くらい。
ここでいいのかなぁと思っていたら、今回の旅のマドンナ登場です。





お名前はうかがっていません。とにかく健脚のおばさま。70歳を過ぎてもなお通勤前に毎朝この山を登り、フルマラソンにも毎年出場されているそう。徳島マラソンは制限時間がゆるいのがいいの、とのこと。膝や股関節の話をしながらいっしょに登りました。
マドンナの後を続いて登ります。彼女は後姿がどう見ても50代以下にしか見えない。脚も背中もシュッとしておられる。「んーでもね、やっぱりトシとると鍛えててもちょっとずつO脚になってくるのよ」と、「鍛えてても」という前提での経験談をうかがうことができ、大収穫。
わたしはこのあと電車で県内を移動しようと思っていたのでその話をしたら「徳島は、電車はないのよ。汽車よ」ということも教えてもらいました。知ってました? 47都道府県で、徳島県だけが「電車」を走らせていないって。おらぁ知らなかったよ。





山頂へ着きました。天神社のラジオ体操の人の裏からスタートして40分。





「これな、ビルマのなんか、塔」というざっくりとした解説をいただきつつ、とっとと降りて仕事へ向かうマドンナとはここでお別れ。
帰りやすい別の下山道を教えてくださいました。なんだったんだあの人は…。スーパー・ウーマン。
そして景色。







こういう山が街の中にぽんとあるの、うらやましい…





そして帰りはいつもの「ひとり水曜スペシャル」。おおきなミミズに遭遇。





こっちはお遍路だよという看板があればそこへ方向転換し…







参拝しながら帰りました。





帰りはじりじり暑くなってきて、青空が!
行きは40分、帰りは30分弱。70代でこの山をスタスタ登るおばさまの残像がいまも離れません。
マレーシアやベトナムの山へ行くとスーパー健脚おばさんが便所サンダルで日常的に急角度の山を登っていたりするのですが、日本でもすてきな人に出会えました!