うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

考えかたを質問されて、あらためて考えた

都内でヨガスタジオを運営している人と、つい何時間も語らってしまった夜のこと。積もる話がマウンテン。
お互いそれぞれヨガクラスをやっているけれど、スタンスはまったくちがう。彼女は雑誌やウェブメディアに出たり、女子系のキラキラなイベントも精力的にこなしている。わたしも一度習ったことがあるのだけど、フィットネス業界で長く経験を積んでいる人なのでキュー出しのタイミングに圧倒的な精確さがある。そこが魅力。
わたしのウェブ業務仲間が講師を探していたヨガ・エクササイズ関連の仕事も快く引き受けてくださり、ありがたい限り。そんな流れで再会しました。


彼女にとって、脳みそを完全に切り分けて活動をするわたしは少し不思議に見えるようで、「うちこさんは、オフィスではまったく雰囲気が違った」と、あとで質問攻めにあいました。このかみ合わなさが爆発的におもしろくて、



 ヨガのときは、まるで地下アイドルなのに。



と言われました。
自分では駆け出しの演歌歌手のような志でいたので、このような本も読んで勉強していたのだけど、アイドルですってよ! 中年なのに(笑)。


彼女は起業マインドセットがしっかりしていて、そのあと「うちこさんが提供していると考えているのは、どんなヨガ(と言えるもの)ですか」と聞かれました。こういうのはズバッとは答えられないのだけど、たとえばヨガクラスの前後ではこんな話をしている。そして、こういう話をしてもシュンとなったりキーッとならない人が続けて来てくれているように思う、という話をしました。


ほかにもいろいろな話をしたのだけど、彼女が「わたしはまだまだ有名じゃない」みたいなことをつぶやいて、そこから「有名」についての話になりました。わたしはその時「この前はじめてヨガフェスタへ行ったけど、コミケは50万人以上、ゲームショウも30万くらいと思うと、ヨガはそもそもマーケット規模が小さい(5万前後)。"有名"といっても国内全体で見たらものすごくカバー率は低いと思う」という話をしました。
わたしの感覚だと国内でダルシムより有名になるヨギは出ないのだけど、こんなことを考えているから「地下アイドルみたい」と言われるのだろうな。
この日は始終「考えかたがおもしろい」と言われたのだけど、おもしろいかはさておき、わたしはなにをすれば「地上」っぽく見えるのだろう。来年は地上のスタジオでのクラスを増やそうか…。(たぶん問題はそこじゃない)