駒込にたびたび出向く用があり、旧古河庭園というところへ行ってみました。
英国人ジョサイア・コンドル博士(1852〜1920)が設計した洋館と洋風庭園は、まるでヘンゼルとグレーテルの世界でした。
パンをちぎって落としていかないと、森の中で迷ってしまいそう。
ということはありません。
「心字池」。「心」という形をしているそうです。
東大の三四郎池と一緒だなと思ったら、国内にいくつもあるんですね。
なんとなくロッキー・ホラー・ショー。
芥川龍之介の「アグニの神」は、わたしのなかでこういう館をイメージしていた。
このなかを歩いている間に、わたしのなかにある「洋館」のイメージがぞくぞく湧き出てきて、「愛情物語」という原田知世さま主演の映画のイメージまで出てきた。不気味すぎて覚えていた映画。
わたしのなかに「洋館=ワケあり」という妙な決めつけ思考があることがわかり、なんとなく反省しました。