夜の稽古の帰りに本屋に立ち寄って、ジャケ買い(サイバラ氏のツッコミイラストにやられた)だったのだけどあまりにおもしろくて、帰りのバスの中→家で夕ごはんの後にイッキ読みしてしまった。
出たばかりの本なので引用紹介はしない形で感想を書きます。女性は「この人かわいい」と思う人が増えるんじゃないかな。いろいろとツッコミどころはあるのかもしれないけれども、その「サービス精神」がかわいすぎる。
内容は
- サービス過剰なくらい、タイトルにあった事実が赤裸々に語られている。
- 本来の語り口はあまり変わっていない。
- 「うっかり」の履歴を書いているのだけど、「ちゃっかり」もしている。
- 転んでもタダでは起きないのではなく、立ち上がり方を自己観察しまくっている。
- 「損して得とれ」が「恥して徳とれ」になったような憑き物のおちっぷり。
これ以上「ちゃっかり感」がなくなってしまうと、本当につまらない人になってしまいそうだ。
美人本についてのトラウマっぽい記述が多いのだけど、殺人事件になったら「美人」ってつきがちになるのと似たような流れ? と思ってその本の存在を見ていたり、炎上マーケティングの予定調和かな、と思っていた人もかなりの数居ると思う。女性は「女性誌の連載のああいう感じ」って、わかってる人が多いし。
にしても、表紙といい裏表紙のこれといい
おもしろいバッシング修行記。
こういうことができた人って、はじめてなんじゃないかな。
「有名人になる」ということ (ディスカヴァー携書)
posted with amazlet at 12.05.04