うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

読者さんから仏教漫談生ブログでいただいた質問への回答

レジュメ作り
今日は東京で生ブログという形で仏教についてのわたしなりの捉えかたについて話しました。
毎回生ブログではレジュメを用意するのですが、今回は2回書き直しました。ああでもない、こうでもないと思いながら構成した90分。仕込み時間は総計すると50時間以上使っていたかもしれません。それも趣味なんですけどね(笑)。
こういうちょっとした漫談イベントが、身体を動かすものも含めてかれこれ7つ目になっているのですが、今日は読者さんからふたつ、ここにあらためて回答を書こうと思う質問をいただきました。(雰囲気は、写真が届いたらご紹介します)


以下は、たぶん同じ疑問を持っている人もいらっしゃるのかなということで。
あと、そのときにはとっさに出てこなかった回答要素も加えます。

Q:なぜヨガから仏教に興味を持つようになったんですか?
A:空海さんです。空海さんがヨガを日本に本格的に伝えた人だと知ってからです。もうひとつは、わたしの生まれ故郷(新潟)が、ありがたい人が流罪で来てくれるようなところで、親鸞さんが来てくださった。あとは、良寛。この二人に何となくなじみがありました。
わたしの地元の長岡市の駅には良寛さんの像があって、待ち合わせスポットだったりします。「駅のどっち側?」「良寛側」という会話が普通です。子どものころは、「手毬ついてる有名なジイさん」くらいの認識でしたが、41歳年下の彼女とのすてきな恋を知ってから、どっぷりハマっていきました。
あともうひとつ、西遊記がありました。夏目雅子とマチャーキの西遊記が好きで、あれで般若心経の冒頭を覚えたり、玄奘三蔵の伝記を読んだりして、仏教になじんでいきました。

この質問、よく考えたら疑問かもなぁ、とあらためて思いました。
このブログはポーズ(アーサナ)の説明をきっかけに訪れる人がとても多いので、たしかに内容が老成して見えるかもしれないですね。ポーズの記事を見た後に仏教ネタを読むと、「あんた何歳なのよ」ということになりそうですもんね。

Q:コメント欄は、復活しませんか? お忙しいですもんね……
A:これは、実際リアルに読者さんに言われたらちょっと揺れましたけれども、「忙しいからではないです。時代の流れにあわせてです」とお答えしました。この読者さん以外にも、けっこういろんな人に言われます。「あれがよかったのに」と。
「時代の流れにあわせてです」というのがまったくそのとおりで、ここを細かく書くと、個人の存在と紐づくソーシャルメディアが普及しているときに、匿名でコメントすることができる場というのは、残っていく比率として「ガス抜き」的な要素が強くなります。
Facebookの「いいね!」ボタンや「ツイート」機能を使って、わたしにではなく自分の知っている人にここで読んだことがおもしろかったとおっしゃってくださる方がいるのがわかってきたので、わたし自身が書き続ける励みとかそういう面ではもう事足りています。
できればオープンなコミュニケーションがよいと思ってはいるのですが、あと2年くらいはこの過渡期は続くと思っています。わたしの意志とか忙しさとは別の理由のほうが大きいです。そのかわりといってはなんですが、今回のように読者かつ知人のヨギさんから「生でしゃべってるのが聞きたい」という提案をいただいたときには、なるべく出て行くようにしています。

ぶっちゃけあのときはさ……なんて歎異抄を残したくないですからね(笑)。


わたしはじっとここで書く、いつもそこにある、「わたしにも彫れそうなほっこり仏像」(円空さん、ホントすんません)ということで。
あと、「いつもそこにある」だけでなく「やたらある」というのも「円空イズム」として非常に重要と思っておりますので、「よく毎日書くよね」と言われるのですが、「ざっくりですが、書いてなんぼなんで」という感じでペースは落とさずにいこうと思っています。