先週は東京で生ブログ的な漫談の日でした。
たまたま都内のヨガスタジオで一緒にアシュタンガの稽古をして知り合ったヨギさんに気づかれ、「もしかして、うちこちゃん?」「わ。バレた。読んでくださってますの?(笑)」なんてことがあったりして、そんなこんなで、なりゆきです。
「こんな話を生で聞きたい」といくつか提案をもらったなかから、「仏教」を選んだ。チャレンジ。
90分、このテーマで、どうするか。
こんな案内文章を考えてみた。
大人には大人の仏教の学び方がある。
時代は権威、政治、風土、災害、さまざまな背景が織り混ざって流れていきます。いつの時代もみんな生活をし、仕事をし、恋もしながら生きてきました。「生き方」の奥行きを味わいながら見る仏教の歴史は、やっぱり大人になってからの方が断然おもしろい。
ここでは、おもに飛鳥時代から鎌倉時代までの仏教の歴史を年表とともに、さまざまなお坊さんの人間味あふれるエピソードとともに振り返ります。
せっかくの密教的な機会なので、おもいっきり口語で話したいと思っていたら、いい感じで昭和な読者さんたちが集まってくれた(失礼!)。
歴史モノでは年表を書くようにしていて、それは自分のおさらいも兼ねている。
今回はちょっとわがままを言わせてもらって、もっといっぱい描きたぁい〜、と、キャンバスを以前の倍の大きさにしてもらいました。(前回の様子もそのうち書きます)
いちおう、あとになって「仏教を学んだ気がしない」となってもよくないので、案内文にこんなまともっぽい内容を入れて、暴走しないようにしておくことにした。
仏教を学ぶ上で、アウトラインとして知っておくと全体の理解がぐっと深まる「大乗仏教と小乗仏教」「密教と顕教」「宗派のルーツ、関係性」をとらえつつ、さまざまな仏教の側面をのぞき見していきましょう。
「ブッダとか釈迦とかいろいろな呼び方があるけど、どう違うの?」「空海と最澄はけんかをしたの?」「なんで親鸞はおじさんに人気があるの?」「お坊さんは恋をしないの?」そんなちょっと楽しいトピックを織り交ぜながら、わたしなりに紐解いてきた仏教ワールドへご案内します。
大乗仏教と小乗仏教の説明はお絵描き。大乗仏教の説明ではイナバ物置を描いた。
実際こうやってわたしなりに紐解いてきた。イメージって、大事よぉ。
ロック僧、ラブ僧、アート僧、トンデモ僧 etc…。年表から、200%趣味全開で分類していきます。うちこちゃんは、むずかしいことはようわからんのです。
「要するにロックなんです。親鸞って、キヨシローみたいでしょ」と言った後で顔ぶれを見て、一瞬「ジョニー大倉のほうがよかったかなぁ」と躊躇していたことなんて、聞き手は気づくまい。わたしには、わたしなりの「迷い」があるのですよ。むずかしいと思うのは、こういうときです。
ちなみに、パワーポイントに手を出すとトコトンやりすぎちゃうので、いつもレジュメは手書きと決めている。
今回は2回書き直したのだけど、そこに至るまでのノートはこんな感じで
もう、ぐっちゃぐちゃ。
でもこのプロセスがいちばん楽しかったりします。