うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

サクラ(SAKURA) おかず横丁のインドカレー屋(東京都台東区)

インドカレー屋はあちこちへ行くので書かないようにしていたのですが、「目立たないけど、ここは、いいぞ…」というお店を見つけたので紹介します。浅草エリアと上野エリアの中間、駅でいうと蔵前・浅草橋・御徒町・秋葉原駅に囲まれた「おかず横丁」にある「…

毛穴が開くときのこと(「すべて真夜中の恋人たち」読書会より)

以前書いたアルコールに依存しかけていたかも…の話に続いて、読書会からの話題を再び。 「この小説は、身体感覚の描写がすごいですね…」という感想をもった人が、主人公の女性が高校生のときに同級生の男子の家に行き、玄関でうまく靴が脱げなかった場面の発…

三半規管の感覚をキープするために、また回り始めた

バレエやダンスなど、回転する運動はさまざまありますね。わたしはあるきかっけがあって、昨年末から定期的に回る動きを再開しています。 きっかけというのは「避難訓練」で、わたしが週に何度か出入りしているオフィス・ビルで避難訓練に遭遇し、参加しまし…

聞く力 話す力 インタビュー術入門(14歳の世渡り術) 松原耕二 著

14歳の世渡り術シリーズにすっかりハマってしまい、また読みました。 わたしはテレビや雑誌の対談・インタビューはそこに大きく編集が介在している演出の形だと思っているので、「聞き出す」みたいなところはあまり興味をもって読んでいなかったのですが、「…

小中学生のための初めて学ぶ著作権 岡本薫 著/大沢幸子 イラスト

朝日小学生新聞の連載を再構成したものだそうで、読み応えがあるというか、これは大人でも知らないことが多いのでは? というほどの内容。 著作権は「心を守る権利」と「財布を守る権利」に大別して説明され、古くから政治力があった業界とそうではない業界…

「思いやり」という暴力 哲学のない社会をつくるもの 中島義道 著

よく企業の情報ページにあるフレーズで「ご意見、ご要望」という二語の続きを見るけど、「意見」と「要望」はかなり違うのと、「要望」ってのはそもそも単語として二文字の間にずいぶん開きがある。「要するもの」と「望むもの」では、だいぶ違う。「みなさ…

シャンデリア 川上未映子 著

非日常の空間も、毎日通ったら慣れるものでしょうか。わたしはあまりデパートへ行かないのですが、実際入るとその空間にいる自分の脳内言語がいつもと変わらなすぎて、視覚とのギャップで妙な感じになります。 美術館ではちゃんと美術館らしい脳内言語になる…

バガヴァッド・ギーター 各節のローマ字表記およびその訳語・訳文 A.C.バクティヴェーダンタ・スワミ・プラブパーダ

] これは「クリシュナ意識国際協会版」という感じで、そこから出ているシュローカ本です。協会から出てるシュローカ本(うた本)では以前に「日本ヴェーダーンタ協会」のものを紹介したことがあります。 ここで紹介していなかったのにはいくつか理由があって…

ヨガにチャレンジとかしている自分が好き。だけでは続かないものだから

わたしには地方でヨガ講師をしている友人が何人かいます。 自分から他人に話しかけることが得意でないわたしに、何年も前にインドで「ブログの人じゃない?」と話しかけてくれた人たち。 地方へ行くようになってからは年に1回会えるようになって、再会すると…

つぼみ茸ムース(The cream of the notes 5)森博嗣 著

余裕がある側が折れるというのもヘンだし、へりくだれば寄りかかれると思う側の感覚もそうとうヘン。 ニュースを見ていて「なんでこんなトーンなの?」と思うことについていくつか、「そうなんだよな…」と思う箇所がありました。なかでもオバマ大統領の広島…

アルコール依存症は治らない 《治らない》の意味 なだいなだ・吉岡隆 著

わたしはアルコール依存症といわれるものを「治る」「治らない」という文脈では語れないものだということを、なかなか他人に説明できません。 いまは若い人がお酒を飲まなくなっているというので、そこについてはとてもよいことだな…と思うのですが、あまり…

人を操る禁断の文章術 メンタリストDaiGo著

読みながら「そうだよな…」と思いつつ、「でも本当にこればかりやると消費のされ方の質が下がって、せこいの人との関係が強化されてしまいそう…」なんて考えながら読みました。わたしにとっては、「やるべきではないリスト」も多かったです。 文章というのは…

ジャミーラの青いスカーフ Rukhsana Khan(原著)/ もりうちすみこ(翻訳)

表紙の雰囲気に誘われて読んだ児童文学。アフガニスタンの孤児院の報告書にあった記録や実際にあった事件をもとにしたフィクションとのことですが、序盤は「おしん」の初期のようなストーリー。その途中で挟まれる、少女が母親から聞いた話の回想や脳内トー…

その肩書きが欲しい人が多いこと×儒教テイストの資本主義という状況をありのままに見てみれば

昨年世の中の一部で騒がれたウェブのキュレーションメディアのあれこれを思いなおすと、そのあれこれはヨガ業界でも見る構造で、まったくあれがこれ。 「たまにウェブメディアのライターとかもやってます」「たまにヨガのインストラクターとかもやってます」…

さもしい人間 ―正義をさがす哲学― 伊藤恭彦 著

昨年「わたしのなかの松井がブレーキをかけるときのこと」という思いを書きました。 あのような気持ちはここ数年チラチラしていて、なのでわたしはあまり売り込みのフレーズを使えないし、使うときはそれはもうその道が本職の人のように使うかで悩みます。わ…

バガヴァッド・ギーターの世界 ― ヒンドゥー教の救済 上村勝彦 著

年末年始にゆっくり読もうと思っていた本なのだけど、読み始めたら思いのほかスルスル進む。対談でもないのに口語調で親しみやすいなぁと思っていたら、この本は上村勝彦さんが1995年4月〜9月にNHKラジオ第二放送「文化セミナー・心の探求」で「古代インドの…

楽園の鳥のポーズ(Bird of paradise)

今年はトリの年だというので、鳥の話からいきましょうか。 これは2016年の前半からハタ・ヨーガのクラスで構成に入れていたのですが、先日の新年稽古でまた復活させました。 昨年、練習に来てくれた人から「あれはなんというポーズですか」と聞かれ、「無理…