うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

肝臓・胆嚢のための陰ヨーガ・シークエンス 肝/胆ロングセッションで解毒の蓋を開けた

思い返せばパンデミックの半年前くらいから、ここ一年半ほど、自分が生徒として通っているヨガスタジオで陰ヨガのクラスに週に一・二度参加してきました。
陰ヨガ自体は2010年にサラ・パワーズさんのDVDで練習したことがあったのですが、友人が陰ヨガのティーチャー・トレーニングで東京に来た時にサラ・パワーズさんの本を読ませてもらって、先月からその本を手元に置いて家で練習をしています。

 

▼DVDについては当時書いていました


▼本はこちらです

陰ヨガの新しい教科書 Insight Yoga

陰ヨガの新しい教科書 Insight Yoga

 

Kindle版もありますが、この本は実践に使えるので紙がよいです。

 

これまでスタジオでの練習でアーサナの名称をだいぶ覚えていたので、実践にすんなり入れるようになっていました。
そしてこの4月からは自分が練習のために通うスタジオをアクティブなメニューの多い場所に変え、わざと少し遠くへ出かける習慣を作り、家では陰ヨガの実践を深めながら自分の変化に向き合っています。

 

先日はこの本の「肝/胆ロングセッション」を時間をかけてやりました。スマホのタイマー機能を使って、キープが必ず3分以上になるようにしながら。
陰ヨガは中医学がベースです。わたしがヨガの練習で参考にしているアーユルヴェーダはインドのものなので、日本の「春」に起こりがちな乱れはインドの「秋」に近く(正月的イベントも秋にある)、暦の感覚がいまひとつしっくりきません。

わたしの皮膚感覚で「夏&死ぬかど思うほどの夏」の二段階があるインドの暑さや乾燥の度合いは強烈で、アーユルヴェーダはこれから亜熱帯化の進む日本の夏と冬には大変よい教えですが、春は「風」の乱れで見ていくほうがしっくりいく。

 

中医学で「風」「春」と呼応する肝臓・胆嚢のためのメニューは、やってみたらこの時期のわたしの状態にとても合いました。肝/胆のロングセッションを時間をかけて行ったら、寝ている途中でみごとに発熱し、朝には熱が下がっていました。しんどいけれどもスッキリする解毒(子供の頃の発熱のようなもの)が起こりました。
本を読んでみたら、以下の状況での疲れに効いたみたい。

  • 判断&決断による疲れ
  • 目の疲れの蓄積
  • 女性特有の解毒周期

わたしはずっと、こういう発熱&解毒を待っていました。
少し体温が上がるだけで、漠然と非国民扱いを恐れなければいけない社会の中にいたのでね。


昨年の2月から続く変化と対応の連続で、蓄積した疲れが流れ出てきた。

今月はこの肝臓・胆嚢メニューをタイマーを使いながら続けてみて、いましかできない観察に取り組んでみようと考えています。
3月→4月の年度でいう新年に、世界レベルでの変化が重なり、利権問題で複雑化する問題の拠点である東京で暮らしています。あと50年生きたとしても、ここまで不透明で複雑化した混乱はなかなかないことだと思うから。

 

アクティブなヨーガのメニューではヴァータを整えるアーサナで呼吸を整え、陰ヨーガでは「風」の季節のメニュー。
ヨガの知恵総動員で日々を過ごしております。

 

 

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