ムンバイ(旧ボンベイ)はボリウッド・ムービーなどもあって知っている人も多い地名かと思いますが、今回の旅ではそこから北西へ上りパキスタンに近づいていく方向にあるアーメダバード(ahmedabad)という都市へ移動しました。綿織物産業が盛んで、ガンディーがアシュラム(修道場)を置いた場所です。
アーメダバードへは、ムンバイ・セントラル駅から特急列車で行きました。朝6時25分発、12時45分着の12009号です。チケットは前日に買っておきました。
ホテルにお願いしていたタクシーに乗って、15分くらいかな。ムンバイ・セントラル駅に着きました。
電車は朝5時台から走っているので、電車でも間に合ったかな…とも思うのですが、どうしても乗り遅れるわけにはいかない貴重な特急列車。インドの特急列車は14両編成で超ロング。同じ方向へ向かうのは一日数本。日本の新幹線のようには頻発していません。
ムンバイ・セントラル駅の特急側の駅の入り口は、とてもおしゃれです。
テーブル付きの6人がけの席でした。食事の出るクラスの席では、お水がまずは配られます。
このあと6時間の間に何度も食事が出てくるのですが、一緒にいた母はよく考えたらインドで電車に乗るのは初めてなので(インドは二度目)、毎回「お茶とお菓子が出てきたわ〜」「なに! カレーじゃないの」と、とても楽しそうでした。
そしてランチ・カレー。めちゃウマです。インド鉄道(IRCTC)の食事は、ほんとうにどれも美味。
デザートはバニラ・アイスクリーム。まるで富豪のようです。
食べたり本を読んだりウトウトしている間に、あっという間についてしまいました。6時間少々も乗っていたなんて、というくらい。
オート・リキシャーの人が、じゃかすかじゃかすかどんどこどんどこ話しかけてきます。ぎゃー。
わたしたちは、歩いてこのへんのホテルを探すのだ!!! と強く主張しなんとか振り切り、宿を決めました。
この、駅を降りたとたんにギャー! ってのが、インドに来たなぁ…という実感そのもの。濃い顔の人10人に取り囲まれるのは、やはりたじろぐものです。
さっきまでの富豪気分がいっきに吹っ飛びました。