うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ガーンディー博物館 ムンバイ(Mani Bhavan / Gandhi Memorial Museum)


ガンジーがムンバイに滞在していた頃の個人宅であった場所が「マニ・バワン(Mani Bhavan)」という博物館になっています。
このエリアはゆったりとした雰囲気で本屋もあったりして、大きな病院や大学のある住宅街。住みたいと思うような歩きやすい町でした
チョウパッティ・ビーチ(Chowpatty Beach)周辺のこの地区はリッチな人が多いのか、ひとりの中年男性に話しかけられたらすぐに女子学生がサッとわたしたちを道の横に引き寄せ「あの人の話はきいてはダメよ。よくない場所へ連れて行こうとしている」と教えてくれました。おおぅ。そういう場所なのね。
そんな閑静な場所に、この博物館はあります。


近くへ行くと、糸車のマークの看板があるのでわかります。






ここです。





ここに、住んでいらしたのですって! とても、とてもすてきな邸宅です。
中へ入ると、日本語の案内シートを出してくれました。







ムンバイ空港もアーメダバードのガンジー・アシュラムもそうでしたが、展示のしかたやレイアウトがハイセンスなんですよね…。ゴチャゴチャするところもあるのにすごくすっきりもしていて。





ガンジーの歴史物語(人形)の展示がすごい! これはかなりの見どころと言いたい精度。
誰ひとり同じ表情をしていないし、誰ひとり同じ姿勢じゃない。コピペ感がまったくないのです。






小さなテラスから光の入るシンプルなお部屋がとてもすてき。


今回の旅行ではこのガンジー博物館とガーンディー・アシュラム(アーメダバード)へ行き、同行していた母も「こんな人とは知らなかった」と、関心の角度が少し変わった様子。
なぜ糸車なのか、なぜあんなにモコモコの状態で白い服を重ね着しているのか、出身地がグジャラートで綿産業の盛んな場所であったことなどなど…。インドを独立に導いた非暴力断食おじさんという一般的な知識からひとつ深く入って、外国製品の服を燃やすなどの熱い一面や西洋訪問時のたたずまい、メッセージの出しかたの苦労など、しみじみ感じることができました。
ガンジーの思想は、自分自身が一度マテリアル・ワールドにまみれて傷ついてからのほうが沁みます。


▼ここです


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