アーメダバード(ahmedabad)からムンバイへ戻ります。来る時は豪華な食事つきの特急列車で来ましたが、戻りは普通列車にしました。乗車時間は9時間半。この日はほとんど電車の中で過ごしたのですが、そんなに長く感じませんでした。いろんな人が、いろんなことを繰り広げていらっしゃるのでね…。
この電車のチケットはアーメダバードで買ったのですが、ひとり180ルピー(324円)でした。行きの特急が2400円だったので、ものすごい差。なにかの間違いかと思いましたが、チケット売り場の人との会話も「ふたりで、オンリー360です」「オンリー?」「そうなのぉ。オンリーなのぉぉぉ」といった具合で、インド鉄道の値付けの差に驚くばかり。
アーメダバードの駅はそんなに大きくないので、迷いません。
サンドイッチとチャイでモーニング。インド鉄道は、楽しいよぉ。
一般車両もふつうに快適です。1シート3人がけ。
家族と隣に座るために無理やり席を調整しようとする人がいて、もの申したいおじさんが大声で怒るという一幕がありました。インドではわりとこういうもめ事をよく目にします。ムンバイでは、殴り合いの喧嘩も見たなぁ。
一般クラスなので食事は出ないのですが、とにかくいろんな物売りの人がひっきりなしにやってきます。
ありがと。おばちゃんが剥いてあげるわね(買うと剥いてくれます!)
新聞いかがっすか〜。新聞。
ほかにもチャイ、さまざまなおかず、鍵(カバンに付ける用)、子ども用のおもちゃなどなどをカゴに持った人が次々と通り過ぎます。
これは、すれ違うローカル電車。すいてても、はみ出たい人たち。
ムンバイは映画「スラムドッグ・ミリオネア」の撮影地だったこともあり、タクシーの人が「スラムを見に行かないか」と観光案内に誘ってきたりするのだけど、インドに限らずアジアでは電車に乗るとすごくいろんな情景が見えます。
終点に着く頃にはほとんど人がいなくなり…(いいよねこの扇風機)
ムンバイ・セントラル駅に着きました。予定よりも20分遅れで、16時20分に到着しました。
トイレの話はまた後日まとめますが、
一般クラスの車両でも普通にきれいなトイレでした。
まぁ電車に乗れるというだけで、もうほんとうになんというか、裕福なのです。