写真は一緒にバッティング・センターへ行きたいと申し出てくれたヨガ仲間です。なかなかのパワーヒッターで、「110キロがいちばん気持ちよく打てますねー。楽しいなぁ」って。同じソフトボール経験者でも、実業団を抱える組織出身の人はちがうわー。わたしは100キロになると打率が下がってつまらないので、90キロがいちばん楽しいです。
ヨギが揃ってバッティング・センターへ行くと、ブツブツうるさい。
わたしはずっとバッターボックスで
あー、カパが足んないタマスが足んない……
待てない! もっと溜めなきゃいけないのに!
と、自らの弱点を連呼しておりました。だからおまえのそのヴァータをなんとかしろという話なのですが、秋口だから。とくにこの季節はじっとしていられない。
パワーヒッターのたきこさんは、普段アーサナの練習で自らの弱点ととらえているカパがうまくはたらいて、
バチーーーン☆
と、ミートしたときのパワーが炸裂している。
あなたは落合博満ですか
という風情。頼もしい。
見ていると膝と足首が硬いように見えるけど、これが反発のパワーをつくる。
うちこ:たきこさん、足首と膝の動きは硬いけど、踏み込みの左足がいいねぇ。ウッティッタ・パールシュヴァコナーサナの、伸ばしている方の足の外側とおなじ、これが。
たきこ:そういううちこさんは、ワキの締まりが安定してますよ。あのチャトランガのワキだ〜 って思った(笑)。
うちこ:でも膝と足首の柔軟性に甘えて上下を拾いにいけちゃう分、腰の横回転のバチーンというのがないよ。
たきこ:(ソフトボール特有の)叩きつける打ち方をしているせいもありますよ。
われわれはオッサンなのかオバサンなのか!
(オバサンです)
それはさておき、「速いもの」を題材にすると、精神面の特徴が浮き彫りになる。速い球を打とうとする行為には、転変の傾向を少し濃縮して見ることができる、そういう効果があるみたい。
「待てる」って、とても重要なことですね。心がけねば。
わたしがボディを預けているアーユルヴェーダ・セラピストのもみ子さんにも「オイルマッサージであんなにすぐ便秘が治るのは、ヴァータの傾向だよ。好きじゃないんだろうけど、油は摂って」と指摘された。秋のカパ増量キャンペーンをはじめねば。