エッセイと短編小説が入っています。小説「精霊流し」の一部のエピソードの原型も納められています。
まっさんが33歳のときに書かれたもので、「自分症候群」というアルバムのライナー用に書き下ろしたものを集めた一冊。おかしな漫談的なものも納められており、まっさんのエッセンスがいろいろつまっています。
なかでも、こうゆうセンスは独特だよなぁ、と思ったのが「Bye Bye Blue Bird」というお話。幸福とは何かを話す国際サミットの独創話なんですが、皮肉と笑いのバランスがさすがなのです。
わたしは占いで「老成している」といわれてしまったことがあるのですが、まっさんにはかないません。
これを読んで、まだ「耳なし芳一」しか知らなかった小泉八雲（ラフカディオ・ハーン）を読んでみなくては！ と思いました。
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