うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ジュセリーノ未来予知ノート

「なんか、年末にスピリチュアルとか予言ものの本にハマっちゃって」といっていた同僚が貸してくれました。文字が大きく、政府やテレビ番組へ送った文書の写真なども多く掲載されているので、すぐ読み終わります。
自分が予知夢を見ないので、いまいち予言のとらえかたがよくわかりませんが、この本は人類の繁栄というよりも環境破壊による未来について書かれていたので、気になることがいっぱいでした。いくつか、引用して紹介します。

<62ページ 「気象変動による影響」より>
1971年、わたしは「2023年までに、世界の三人に一人は水不足で苦しむおそれがある」と警告した。当時見た予知夢では、発展途上国における水の消費量が、全盛期の世界全体と比べて三倍にもふくれ上がっているのがわかった。


(中略)


あらためて警告しよう。2024年には、100ミリリットルのコップの水は、石油1バレルより価値を持つようになる。机上の空論を振り回すのはやめ、ただちに具体的な行動をおこさねばならない。

インドに行ったとき水をものすごく節約して暮らしていて、日本に戻ってきてからは毎回トイレの水を流すことにためらいを感じたのですが、やっぱり郷に戻ったら、そうゆうマナーになっている。うちこは、「流さないわけにいかないマナー」自体をやめてしまいたいんだけど。家にシャワーを持つと税金がかかるようにしちゃえ。とか思います。極端?

<79ページ 「大災害を回避するためにすべきこと」より>
地球の環境を改善するためにだれもができること/すべきことは、つぎのとおりだ。


 ・水を節約すること
 ・汚染をこれ以上引き起こさず、植林をおこなうこと
 ・ゴミの分別をきちんとおこない、川を汚さないこと
 ・むやみに金もうけにまい進しないこと(地球を犠牲にしてまで金を稼ぐ意味はない)

「植林」もそうですが、うちこの日々の課題は、やっぱり「ペーパーレス」。
「偉い人が見ずらいだろうから、紙で持ってきてください」とかいう中間管理職のみなさまに対するうちこのガッカリ目線は、周りの人をヒヤヒヤさせたり、同じポリシーのエンジニアをニヤニヤさせたりしているようですが、基本的にいつも「ホワイトボード+デジカメ」で職場を歩き回っています。PCとプロジェクターが使えないときは、マイ・ホワイトボードを担いで。
1枚ですむ内容を紙で持ってこいといわれる人数の多い会議では、早めに会議室に入るか、ひとつまえの人のプレゼン中に、ホワイトボードに書きます。
アジェンダはいつも携帯のメールアドレス宛に送っておいて、進行中に参照しています。アキバ系にはアキバ系ならではの、「できること」がいっぱいあります。

<167ページ ブラジルの雑誌「レベラソン」のインタビュー(2007年2月)より>
残念なことですが、わたしの国ブラジルでも、政治家は貧しい人を助けても選挙では票につながらないようなんですね。じつは、サンパウロ市内では豆腐の消費量がかなり増えているんですが、みんな、タンパク質のあるおからを捨ててしまうか、飼料として豚に与えてしまうんです。どうして貧しい人に配らないのでしょうか。そういう発想は選挙では役に立たないからなんですね。票集めばかりに腐心して、人の健康は意に介していないのです。

人の健康は、栄養学的なところでも考えるべきことがいっぱいなんでしょうけれども、こころの健康=労働意欲もすごく大切ですよね。またインドの話になってしまいますが「貧しい人を助けたら、どうなっちゃうんだっけ」の先にあることのリスクも考えないといけない。難しい問題ですね。


伝える手法はどうあれ、たとえ紙に刷られたものあっても、こうゆう本がベストセラーになるのは良いことだと思います。