神戸から帰ってきました。ヨガクラスをやってきました。
スマホとSNSの時代になっても、小学校の壁新聞みたいなブログに書かれたヨガの与太話を見つけてしまう人たち。そこから行動を起こす人たち。
みなさんおもしろい人ばかりで驚きます。身体は好奇心の乗り物だなと、つくづく感じます。
* * *
そんな神戸へ、今回わたしは大阪から阪神電車で向かいました。
難波で乗り換えたところで、兵庫県出身でいまは東京で働いている友人からメッセージが届きました。
1950年の映画『細雪』を観たそうで、「おもしろかった。教えてくれてありがとう」と送ってくれました。
そこから文字のおしゃべりが始まりました。
「わたしいま阪神電車で神戸に向かってる最中だよ」なんて返信を打ちながら横を見たら、通路を挟んだ向かい合わせの四人席に、しっかりネイルも髪の毛のカールも決まった50代~60代の美しいおばさまたちが座っています。
老眼鏡をかけてうっかり鏡を見るとびっくりするなどと話しながら、その中のおひとりは「魚住駅で降りる」とおっしゃっています。
「魚住! そこ、谷崎潤一郎の住んでたとこだよね?」
サングラスの奥で大興奮するわたし。
友人に文字で実況をしてしまいました。
ああ。まだまだ話したい。
・・・となると、いつもの店でまた待ち合わせない? となる。
テキトーな関西弁を使う、東京の下町からやって来た細雪もどきのわたし w
上品じゃないけど、これも細雪。
わたしも細雪に参加したい!
冬がやってきたんだもの。
わたしは女子会という意味で「細雪」という単語を使っていますが
いまの語調で言ったら
『繊細モンスター雪子』
という意味で、雪子は四姉妹の三女の名前です。
繊細だから「そこは人生で数少ない、礼を尽くして頑張るところや」って場面で、失敗したりおなかを壊したりする。
こーゆーところが、おもしろいんですよね。
上・中・下巻まであって、読むのは大変なんだけど。
そんなこんなで、いろいろシンクロしました。
こういうのが、楽しいんですよね。