うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

インド素朴絵画 ― マドゥバニー・ペインティング 大崎紀夫 著

古本屋で見つけました。これ欲しかったのこういうの! と、久しぶりに物欲が炸裂しました。

インドの刺繍や壁などで目にする、ユルいのに細かくて妙に目が釘付けになるあの感じはなんていうのだろうと思っていたら、マドゥバニー・ペインティングというのだそうです。


まえに十日町のミティラー美術館でも少し見たことがあったのですが、そのときはワルリー画のほうが多くて、この本はマドゥバニー・ペインティング(ミティラー画)だけがたくさん掲載されています。
末尾には小さな旅行記があって、下層カーストの人と接触を避ける通訳の人の話が出てきます。
マドゥバニー・ペインティングには4つの分類があり、そのうちの一つがハリジャン画といってハリジャンと呼ばれるカーストの人が牛糞を使って描かれているものです。

 

マドゥバニー・ペインティングだけを集めた本は初めて見たので、いろんな身近なものをそのタッチで描いてみたくなります。とくに線描画が楽しい。
これはだいぶ長こと楽しめそうです。