深谷市は中山道から一本駅寄りの道(たぶん旧中山道)がおそろしく味わい深いことになっております。タイムトリップ感200%! かつて「深谷宿」として栄えた旧田中籐左衛門商店の敷地の中に映画館(深谷シネマ)や古本屋が集まり、このうえなく楽しいゾーンが展開されていました。
時間がいくらあっても足りない。お金は買って買ってもあまり減らない。そんな夢のようなショッピング・タイムを過ごせる、アジア旅行を超える楽しみが炸裂する深谷。おそるべしです。
深谷シネマ周辺の雰囲気は想像以上のレトロさ
朝、なんとなく裏の道を通って入ってみて、ここか! と思いました。国道17号を歩いていると、格別なオーラを放ってくるゾーンがあるのです。
深谷へは朝っぱらから練習のために行ったのでした。まだお店の開いていない時間帯にここへ来て「なにここ夕方また絶対来たい」と思い、練習の後にまたやってきました。閉店までに行けてよかった。
夕方になると電気がついて、こうなります。
古本屋さん「須方書店」でお買い物
ここは外観もさることながら、すてきな本との出会いの多い書店でした。
まるで映画のセットのようです。でもふつうに本屋。
どの古本屋さんでもまず岩波文庫、講談社学術文庫、ちくま文庫の固まった棚を見ます。そうするとなんとなく品揃えの傾向がわかるのです。このお店は入って右奥突き当りにその棚がありました。
この右突き当りで3冊と、入って左奥にある仏教あるいは宗教周辺の棚で1冊選びまして
400円。え…、ぜんぶ100円でいいんでしたっけ、となりました。いい買い物しちゃった。ラーマーヤナも上下巻(か上中下巻)の片方だけ置いてあるのがあって、迷ったけれどやめました。
谷崎潤一郎「文章読本」と新潮版「デミアン」はここで買いました。アート系の書物も多くて、すごく楽しい品ぞろえ。わたしは高い位置にある本が見えないので背の高い棚のお店へ行くとちょっとフラストレーションがたまるのですが、ここは見える位置にありずっと居たくなる配置です。
夕暮れ時に味わいが炸裂します
ここは夕暮れ時がすてきです。
耳そうじはしませんでした。
「旧七ツ梅酒造」でごはんのおかずを買う
お店の名前がとくにアピールされていないこの建物
ここのごはんのおかず系アイテムの品ぞろえが、かなりナイスでした。
麺類や調味料にも惹かれるものがありましたが・・・
悩みつつこれらを買ってきました。左のは甘口で、玄米に合います。右のはこれだけでおいしい。納豆に混ぜると触感のハーモニーが重厚になり、なのにさっぱり。
旧中山道側から行くと
このような入口です。深谷、たぁのしいぞぉ~。