2年前にアメリカで制作されたパラマハンサ・ヨガナンダの伝記映画。原代は「AWAKE 〜THE LIFE OF YOGANAND〜」で、約90分。テレビの特集を見るような感じで気軽に見ることができます。
有名人のコメントやインタビューなどの切り張りばかりかと思いきや意外と本人映像も多く、1920年代のアメリカの雰囲気が伝わってくる内容でした。
伝記「あるヨギの自叙伝」はわりと長いので、本を読むのが苦手な人が雰囲気だけでも感じたいというときに、この映画はおすすめ。
「あるヨギの自叙伝」ではさまざまな聖者との出会いが語られていますが、この映画はSRF(Self-Realization Fellowship)設立以降のことも多く紹介されいます。白人以外にも平等に教えを届ける機会を作ろうとしたら風向きが変わっていく様子は、現在のドナルド・トランプ現象を想起してしまう。アメリカでやっていくのは、こんなに大変だったのか! という後半がリアル。
インタビューはSRFの中の人のほか、冒頭はかっこいい音楽と共にラビ・シャンカール登場! もちろんジョージ・ハリスンも。アメリカで人気絶大のディーパック・チョプラ氏のインテリジェンスなたたずまいと、ビクラム・チョードリー氏のいかなる状況でも勢いにブレのないトークの対比も見どころ(笑)。
こういうアプローチでの精神世界をもっと詳しく知りたくなったら、本を読んだり「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」を観たりするとよいと思います。
ちょっとスティーブ・ジョブズに便乗しすぎでは? という気はしつつ、こうやって広く知られていくのはすばらしいので、瞑想のヨガにも興味のある人はぜひ!
▼名古屋・京都・大阪・神戸・広島・福岡・那覇・仙台・金沢でも公開ですって
永遠のヨギー 〜ヨガをめぐる奇跡の旅〜
▼関連書籍
この映画の下敷きになっている名作
教えの言葉をまず読みたいなら、こちらがおすすめ
師の晩年の説話、聴衆とのやりとり、弟子による質問と回答をまとめたもの
映画にも登場する、ヨガナンダ師の師匠(グル)の教え。この本、めちゃくちゃおすすめです
映画にも登場するババジに関する本。
▼以上の人物がまぎれているレコードやビートルズ関連