うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

読書方法のこと


いつもブログを読んでくれているヨガ友が、びべたんの本棚紹介を読んで「どうやったらああいうふうに、全く他のジャンルの本と繋がるの? どういう読み方したらそうなるの〜?」という。
こういうのはある程度練習でそうなるっぽいです。やり方は成りゆきでこうなりました。



読書のコツっぽいことを端的に言うと、「身近なことに重ねずに読む」ということです。「自分の」ではなく「身近な」というのがポイントで、わたしがあまり小説を読まないのは、自分自身や身近な人にありそうな感情を想起する文章を読むと、リズムが狂うから。


でも彼女が気になったのは本の読み方のようだったので、今日は読書法っぽい書き方で書きますね。
わたしが本の紹介を書くときは、だいたいこんな手順を踏んでいます。


【1】ただ読む
線を引いたり付箋をつけながら読みます。付箋は気になったところを、感覚で。あとで思い出せなそうな特殊な理由のときは、付箋に理由を書いておきます。「○○○○さんも同じようなこと書いてた」「これはギャグか?」などのような、ゆるいメモです。


【2】付箋の部分だけを読む
ここで、前後関係を見直し、付箋の位置を置きなおしたりします。


【3】ただ転記する
その部分だけで理解できるように、多少補足要約することも。


【4】コメントを書く
その部分だけで理解できるコメントを書く。


【5】並び替える
似たことを言っていたり、ストーリーとして並び替えたほうが頭に入りやすい場合に、ページの順番に関係なく並び替える。


【6】コメントを再編集する
並び替えの意図や関連性をちょっと念頭に置きながら微調整します。




こうやって書くといろいろなことをやっているように見えますが、7年くらい続けているうちに、自然にこの手順がやりやすい形として落ち着きました。「並び替える」「コメントを再編集する」というのはここ3年くらいで定着してきた作業なので、もしかしたら少し読む筋力のようなものが増して、感じたことを分類できるようになったのかもしれません。
英文にサンスクリット語が混ざったヨーガの本は、専用ノートに図を書いたり他の本で同じ単語がどういうニュアンスで訳されているかを参照したりします。図を描きながら読むというのは、少し独特の読み方かもしれません。読みながら湧き出てくる図は、あとで「おっと、このときこう整理していたか! なるほどな〜」と思うことが多いです。