うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

Kindleにわたしが期待すること


まだ手持ちで読む本がたくさんあるので Kindle は持っていないのだけど、ちょっとわくわくすることがありました。
英語の本なのでここでは紹介しなかったのだけど、インド三大神について書いた時に使用した写真の本にKindle版があるのを見つけたのです。


これは「Srimad Bhagavatam」という、バガヴァッド・ギーター、ウパニシャッドと並んで定番のインド古典で、去年からこの本を枕元においてちょびちょび読み進めているのだけど、これを読むと、インド思想の根底に流れるマイトロジーのかほり(神話学的なノリ)やリシ&ムニの教えの伝道文化がじわじわと入ってきます。
日本語のものも探せばあるのだろうけど、日本語だとインドの感覚で語られる微細さに単語の数が圧倒的に足りていないとわたしは思っていて、英語で辞書片手に訳しながら読むほうが最終的にしっかり入ってきます。
なかでもこの本は、英文がすごくシンプル。「日本むかし話」を読むような感覚で読めます。



マニアックすぎたり英語の本はここで紹介しても「手の遠い存在」と思う人が多いだろうなと思うので書いてこなかったのだけど、こういう本が今後Kindleのような形態で身近な存在になっていくとなると、わたしも感動したことを共有するのが楽しくなる。



なんでこれを読みはじめたかというきっかけは、サーンキヤ(数論)の開祖とされる Kapila の物語が入っているのと、終盤でクリシュナのヨーガが説かれているため。クリシュナのヨーガは「Uddhava Gita」というのが単独で有名なのだけど、そのダイジェストを含んでる。
なんというか、こういう勉強においては、すごくお得な一冊なんです。
インドの書店をバイクで何軒もハシゴして見つけた手軽なバージョンが、みんなに紹介できる〜、しかも、Kindle版があるオンラインで!(外国の読者さんにも共有できる) と、ちょっと嬉しくなったのですよ。定番の古典なので本自体はたくさんあるのだけど、手軽さとか日本人でもいけるとか、そういうバランスの点で「いい本だわこれは」と思っていたのでね。


Kindle

Srimad Bhagavatam: The Wisdom of God
Vedanta Press & Bookshop (2007-01-30)


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Srimad Bhagavatam: The Wisdom of God

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