うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

佐保田先生と同じ資料を参照できるよろこび

昨年の終盤から爆発的に移動が多くなったので、スマートフォンのみでインターネットをする生活に変えました。携帯に触れられない時間の長い生活サイクルだったので、利用も以下に限られていました。


  • 研究や翻訳をしていて気になったことを調べる
  • 知人友人に教えてもらった情報を元に、慣れない土地での日常生活の調べものをする
  • ブログを更新する(これも、「はてなtouch」というアプリを使って更新しています)

この生活は不便に感じるだろうなと思っていたのですが、不便になったのは「丁寧なブログ記事が書けない」というくらいのもので、受信部分では「調べる要求案件が濃くなった」ことによって、「こんな情報がインターネット上で見られるのか!」と感動することが多くなり、わたしがインターネット業界に入ったころ(13年前)の、すごくワクワクする感覚を再体験することになりました。



ひとつ例を紹介します。わたしはスマートフォンで見ているのでモバイル用のURLなのですが、

「Dhirendra Brahmachari の Yogasana Vijnana」
という資料。
これは佐保田先生も参照していた資料で、ゲーランダ・サンヒターの訳本(続・ヨーガ根本教典)の注釈に登場しています。
英文を読んでも「で、それはどういう体位になるのじゃ?」と思う節がいくつかあるなかで、佐保田先生が「(わしもここはようわからんかったが、という趣旨のあと)Dhirendra氏の図解Plate No. 33 では、両腕は上にあげて、これもからみ合わせている」と補足しているのを、写真で見ることができる。これ見て補足を書いていたのかー、と、好きなアイドルが紹介していたレストランで同じものを食べたような気分に!
そんでもって、このディレンドラ師がこれまたチャーミング・オーラを出しまくりで、佐保田先生のイメージとドンピシャで重なる。
「佐保田先生はすごくワクワクしながらこの資料を見ていたんだろうなぁ。ジャージで。」という状況を想像するだけでニヤニヤしてしまう。



地味なところでニヤリと共鳴する、そういう出会いがインターネットの素晴らしさだった時代を久しぶりに思い出しました。
「率先して垂れ流される情報から離れて、何かのために発せられている情報に、必要なときに出会うこと」
あまりに当たり前だけど、気をつけていないとできないことなんだなぁ。