今日は早朝から、職場の仲間と一緒に両神山(秩父市)へ。最近いつの間にか登山仲間になっているというしげことオカン(というニックネームの同僚)のあいだで計画がグイグイ進み、仲間もさらに増えて「どっか、山へ行きたいねぇ」なんて言い出してから1週間くらいでプランが決まっていました。
なんだか登山というのは「いけそうだ」とか「大丈夫だ」とか、いろいろと考えるところがあるようで、周りはアウトドア慣れした人ばかり。両神山というのは『日本百名山』というのに選ばれた山だそうで、標高1,723m。早朝に出て昼過ぎに戻るかな、という計画のよう。「しんどいのー?」と聞いても、「うちこさんは大丈夫ですよ」とあっさり片付けられ、とりあえず今回は軍手だけは持っていこうと心に決め、旅は前夜から始まりました。
ちょいちょい車でピックアップするのは大変なので、うちこは土曜の道場稽古のあと、しげさんちに泊まりました。
試験にスベった報告を何度か受けていますが、しげこはちゃんと勉強を続けていました。ほんとえらいわ、この人。
風邪のときに飲んでよかったというお水を説明つきで、ごちそうになりました。たぶんこういう仕事のほうが向いていると思う。
しげさんのお部屋はとってもOLなアイテムがいっぱい! ananなんて何年ぶりに読んだかしら。そのなかに「女子的山歩き」の記事があったので、読んで女子度とテンションをあげてみました。
翌朝、しげさんがおにぎりを作ってくれました。おいちかったー。
そして朝4時にオカンとそのお友達のアヤノさんがブーンと千葉から迎えに来てくれまして、合流。オカンに「ananの女子的山歩きを読んで、女子のテンション上げといた!」と言ったら、「今日は山歩きなんてノリじゃないですよ。"登山"ですから! 登るんですよ!」と。なんだか甘いみたい(笑)。
「夜逃げみたいだね!」とか言いながら佐藤さんと合流する地点まで行きまして、みんな揃って、いざ、登山!
沢を渡るときは、トップバッターの佐藤さんがやさしく見守ってくれます。
清滝。なんだかとっても修行のかほり。 え? 修行?
(それ方面の話は、別バージョンで後日書きます)
この清滝小屋までの時点で、しげさんは帰りの体力も計算して「残留」を決意。こういう無理をしない大人の選択、素敵です。最後まで旅を楽しむための決断ね。選んだコースはいちばんやさしいコースですが、このあとさらに2キロ、さらに急勾配を上がっていくことになります。
鎖や木の根っこを握って登るような箇所も何度か。
それまではずっと佐藤さんが先頭を歩いていたのですが、ある鎖場の前で「これ、上からカメラのほうが、面白くない?」と。で、携帯ではなくちゃんとカメラで撮りながら登っていたのはうちこだけなんですよ。
あ、これ、うちこが先に行く展開?
まずは佐藤さん。デデデ デデデデ デデデデ デデデデ デデデデ・・・
電撃ネットワークの音楽を脳内で流すと、雰囲気が出ます。人相は悪めですが、とってもやさしいお兄さんです。はい。
次は、アヤノさん。鎖と木を交互に活用する、大人の女の足取り。エレガントです。
最後は、オカン。鎖はなくても、素手で登ってきそうな軽快さ!
その後も、えっちら、おっちら。ピンクのウエアの女子部は、おじさん受けがよかったなぁ。
頂上はこんなかんじで、けっこう混みあってます。今日は人が少なかったほうらしいですが。
帰りはまた清滝小屋でしげさんと合流して、ひと休み。
この登山の間、めちゃくちゃファッションに気合いが入っている登山女子さんがいらして、みんなが「森ガール」と呼んでいたのですが、その森ガールさんはつねに後ろのほうにいらしたのでよく顔が見えなかったんですね。でも休憩所でお会いしたときに、ホヨヨ? と思いました。
しげさんに、「ねえねえあの人、"ガール" じゃないよ」と言ったら、「ああああ、あたしもそう思っていたものを、うちこちゃんたら、あっさりと言ってくれるのね」と。みんなも近くで見た後に実はそう思っていたそうで、めちゃくちゃその話で和みました。
こう、なんというか、スキー場マジック的なことですね(笑)。うちこは、「登山のときは鮮やかな色使いで決めて、顔の横を隠す帽子をうまく使うといいみたい」という、「山女子モテ技法」を習得。使う機会はなさそうですが。
途中でお弁当を食べたり、休憩したりして、下山までだいたい7時間くらい。そのあと秩父の温泉『星音の湯』へ行って、ごはんを食べて帰りました。
山名は、イザナギ、イザナミの神を祀っていることから両神と呼ぶという説、日本武尊の東征のおりこの山を八日間見ながら通過していったので八日見山と名づけられた説、「龍神を祭る山」が転じて両神山となったという説など、諸説ある。古くからの信仰の山。
とあるのですが、うちこはうちこなりにいろいろ見て、感じることがありました。当初は神道の神様を祀られていたのだと思うのですが、そうでない要素も垣間見えて、それがうちこにはとってもツボにはまるものでした。これは後日、別バージョンでご紹介しますね。