うちこのヨガ日記

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牛の顔のポーズ(ゴームカ・アーサナ)

牛の顔のポーズ(ゴームカ・アーサナ)
今日から丑年のはじまり。というわけで、道場ヨガ納めレッスンの後、年女二頭。小さい牛&大きい牛です(笑)。
このポーズは、伝わり方によって、名前や手足の組み合わせが微妙に違うようですが、先にざざっと書くと

  • 英語では Cow Face Pose
  • ゴームカ・アーサナ だったり ゴムカーサナだったりするのは、口語のカナ訳しのよくある微妙な違い
  • 「Go」が牛、「Mukha」が顔なので、牛の顔のポーズ(あるいは牛面のポーズ)。
  • ヨーガバイブルの表記では牛のポーズ。
  • 【A】右脚が上&右手が上で体側の左右を感じるように行うところと、【B】右脚が上&左手が上で体内に対角線の引き合いを感じるように行うところがありますが、どっちが正しいとかそうゆうものでもなく、伸ばしかたのアプローチが違うという感じです。

このポーズは足が組めない悩みを持っている人も多いポーズです。牛の顔のポーズで足を組みたい人は、以下もあわせて参考にしてください。
uchikoyoga.hatenablog.com
uchikoyoga.hatenablog.com
uchikoyoga.hatenablog.com



今日あえて確認したいのは、「ポーズ名の由来」について。前から気になっていたので、写真を撮ってみました。
ヨーガバイブルには「上から見ると脚が牛の角、膝が口となり、牛の顔に似ているため、この名があります」と。
だいたいは想像はつくのですが、ふたりで確認してみました。


椅子に乗って撮ってみましたよ。ハルナ先生がポーズをとってくれました。



頭頂が牛の上あごで、肘が牛の下あご(下唇)に、見えてきましたか? 脚は、牛の耳。
肘は真後ろに入れないと、あごがずれて「いかりや長介のくちびる」みたいになります。脚は、左右対称で、あまりタイトに組まないほうが、上から見たときに牛としてかわいくなります。



でも、だいたいのひとは、「いかりや」なので、無理してけがしないようにしてください。よいこは真似しないで、「いかりや」でいいんです。それでもけっこう大変です。
脚をタイトに組むほうが難しいのですが、タイトに組むと耳がちっちゃくなっちゃって、いまいちかわいくないんですよ。

★脚がうまく組めなくて困っている人は、過去ログ「ゴロゴロしながら腿と大腿筋を伸ばすポーズ」を参考にしてみてください。


隠し味ポイントも、書いておきますね。左右両方行い、どっちもポイントは同じなので、右として書きます。

 ・かかとを踏まないように脚を組み、尻もちはドッシリしましょう。
 ・脚を置くとき、下になる脚の膝が身体の中心にくることのほうが、上に重ねる脚の深さよりも重要です。
 ・右ひじと右のお尻を引き離すような感じで、お尻の横から体側をしっかり伸ばす。
 ・坐骨と頭頂を縦に引き離しあうベクトルを感じる。(特に吐いたとき)
 ・両脇を横に引き離しあうベクトルを感じる。(特に吸って胸が開いたとき)
 ・目力を抜いておでこをパックリ開くようにすると、身体の前側がゆるみやすくなり、肩甲骨周りも動かしやすくなります。
 丹田の重心を感じながら、下になっている膝の浮きは、腹筋周りの筋力で下げ、整える。
 ・とにかく縦横無尽な開きを意識し、組んだ手がいっぱいつかめるとかつかめないとかは、二の次。
 ・無意識に足首に力が入りがちになるポーズ。「耳はかわいく」。足の甲を寝かせましょう。


このポーズは股関節と肩の柔軟性を上げてくれるので、ゴルフによくおすすめされています。これだけやってりゃいいってもんでもないのでしょうが、細かい点で見てもかなりいろんなパートを意識できます。
脚を組むポーズはベクトルにクロス要素が入りますから、その掛け算で効いてくる奥深さが倍増しますね。
鷲のポーズもそうです。
uchikoyoga.hatenablog.com