これは普段道場ではあまりやらないので慣れていないのですが、非常にたくさんの要素を含んだポーズです。
股関節や足首の可動域がまだ広がっていない人の参考に、「ヨーガ (土・日で覚えるシリーズ)」に載っていた、脚を下で組むやりかたを下に並べてみました。
「ヨーガ・バイブル」には、ヴィシュヌ神の化身である魚を称えるポーズとありますが、別の本には「人はこのポーズで魚のように水上を漂うことができるのでこの名前がついています」と書かれていました。
このポーズも、いっぺんにいろいろな部位が連動する、非常に効率のいいポーズだと思います。
わたしの感じる流れの順に書きますと
・胸を高く、大きく開き
・裏側の肩甲骨は寄せられ
・喉を最大限に開き
・頭頂(百会)が刺激され
上の、蓮華坐(蓮の花のポーズ・ロータス)から行う場合は
・股関節の上下がさらに開かれ
・腰の裏を刺激します
という具合に、身体の全面、背面、頭部からつま先まで、すべてが連動します。
これは、脚が組めなくても、下の写真の形でやってみれば、先に書いた4つのうち、最低でも上の2つは初心者でも実感できると思います。
胸をより開けるようになると、頭頂(百会)の刺激という、最高に気持ちのいいご褒美が待っています。
見た目は地味ですが、長い時間をかけて楽しめる、とってもスルメなポーズです。