南伊豆の熱帯植物園へ行ってきました。
河津桜を見にお散歩へ出かけた際に立ち寄ってみました。
なかにはトロピカルなジュースが飲める喫茶店もあり、とても楽しい場所でした。
ひたすら植物を見て歩きました。
わたしは葉っぱや花びらのデザインを見ながら自分の中に沸き起こる印象のマッチングを観察する「ムーラダーラ占い」をやるのが趣味でして。
これはわたしが自分でつくった遊びで、なぜその植物からその印象が引き起こされるのか、どこにパワーや美しさ・かわいらしさ(あるいは怖さ)を感じるか、感情エネルギーのルーツを植物を見ながら探っていきます。
重要なのは「学術的知識を使わない」ということ。これは○○科の△△で・・・、みたいな思考は排除します。あとは「食べられる・食べられない・毒の有無は見ない」というのも。とにかく頭で考えない。
印象だけを楽しみます。
一緒にやってみます?
やってみて〜。
その前に、植物園はこんな感じ
大きなビニールハウスがいくつか連なり、コの字型に順路が決まっているところを、ひたすら歩きます。
ただ歩いているだけなのですが、自分で視界をトリミングしてその世界に入ると川口浩探検隊の一員になったかのような気分になれて、あたくしの中のワイルドセンスが目覚めるのです。ガルルルル。
ムーラダーラ占いをしながら徘徊する
ムーラダーラというのは、背骨の一番根っこの部分を指します。
なんでムーラダーラかというと、「骨盤が踊りたくなるか」という感覚でワイルドに楽しむほうがアガるから。視覚→知識(頭)→胸(感情)という連動で植物を見るよりも、こっちのほうが断然楽しい。
スリランカやコタキナバルのような植物天国を見てからそう思うようになりました。
この先はさっぱり何を言っているかわからないかもしれませんが、わたしの感覚を書きます。
放射型でアガるシリーズ。
こういうタイプの葉を見ると、なんかつられてダレちゃう。
これも、ちょっとトロピカルでハワイっぽくて、かわいいいなとは思うのですが、かわいとアガるは違うんですねぇ。これはあたしのムーラの話よ。
これも、わたしには情報が多く感じられます。情報量が多いと頭が疲れて、根っこのパワーを吸い取られます。
ピロンピロンとしれっと伸びていくタイプのこれは、なんか好き。
これは、頭がアゲアゲになります。ムーラは反応しない。
ふわっさーとしているのに、べつに柔らかいわけでなさそうで、わたしはもともとネムノキの花のふわっさーとした感じをついつい見てしまうので、こういうのは頭が反応します。
ブーゲンビリアは、アガるうえに癒やされる。
この、ハイビスカスよりもうんと花びらの数が多い赤い花も、見ていると元気が伝染してきます。
この、葉のようで花のような、規則性を全部裏切ってくるアンシンメトリーな感じ。不安を誘います。でも芸術点は高い。熱帯植物にも、こういうのがあるのね。
これは、なんか気持ち悪いんだけど見ちゃうパターン。熱帯あるある。
丸くて可愛らしいものと混ざると緩和されるけれど、やっぱりキモチワルイ。
カーブしているとアメリカシロヒトリに似た印象を受けるからかも。
これは、もうなんだか見ているだけで気分のアガるごちゃ混ぜ感。
視界がカオスな状態って、そこに混ざりこむことで元気が出ませんか。ニューデリーやジャカルタのターミナル駅にいるような感じ。ごちゃついているとパワーを感じる。
こういうしたたかなトゲトゲしさにも、あたくし元気をもらえるタチです。
これは、恐怖を感じます。
ただ印象を書いてるだけじゃないかという話なのですが、人間や動物以外のものに対しても視覚反応から意識は瞬間ごとに発動しているということを認識するのに、植物はすごくいい。
自分にとって元気の出るデザイン、落ち着くデザイン、よけいな感情が動かずニュートラルでいられるデザインを意識しておくのは大切なこと。
わたしはそれをムーラダーラ占いと名付けて楽しんでいます。
▼ここ(下賀茂熱帯植物園)でかわいいサボテンを買って、和室で南国気分を楽しんでいます