数年前の自粛期間をきっかけに、ここ数年で日本の古い映画を観るようになりました。
小津安二郎監督、成瀬巳喜男監督、溝口健二監督、増村保造監督、川島雄三監督、新藤兼人監督・・・と、少しずつ観ているのですが、そうなると必然的に白黒→カラー時代の映画に出演されていた、美しすぎる俳優をたくさん見ることになります。
先日、50年前にヤングレディだった人と久しぶりに話をしました。
わたしが少し質問をするだけで、ものすごい量の、欲しい回答が返ってきます。
日本の人間世界では後期高齢者に認定されている人ですが、「Chat50年前にヤングレディだったGTP」のように問いを投げてみると、まあおもしろいことおもしろいこと。
- 市川雷蔵という俳優さんのかっこよさは、あれは何ですか
→独特の魅力、色気について当時の感覚で語ってくれる
- 若尾文子という女優さんのかわいさとファッションと、喋り方の大人っぽさは、あれは何ですか
→それをリアルタイムで近い世代として見たら、とんでもなくかわいくて素敵で、そもそも昔の女性は今みたいに子供みたいな話し方をしなかった。一般的に、普通にわりとああいう感じだったと教えてくれる
- 越路吹雪という女優さんが『ぼんち』っていう映画で着ていたグレーのピンストライプ・スーツみたいな襟のでっかいパジャマに赤いガウンという組み合わせが異常にかっこよかったのですが、あれは何ですか
→あの人はそもそも歌手としてすごくて格別のオーラがあって、あの人がやるとなんでもカッコよくなると教えてくれる
→ここで少し「Chat50年前にヤングレディだったGTP」も、出したい言葉は溢れているのに「・・・、・・・(解析中)」の時間が長くなりました。「そうなのよ、独特なのよ・・・」を繰り返し
わたしが
なんか圧倒的に ”涼しい” よね
と言ったら、「そう!!! 涼しい!!!」と。
爆発して壊れるんじゃないかってくらい、盛り上がりました。
▲Chat50年前にヤングレディだったGTP
大自然のなかで、おばあさんとおばさんでなに話してるんだという話なのですが。
ほかにも・・・
まったく別ジャンルのビッグ・ネームと再婚した若尾様とジャクリーン(ケネディ、オナシス)の共通点、田宮二郎という俳優が亡くなった時のあの衝撃 → 今でいったらキムタクが同じことをしたようなくらいなんだろうか → ああそうだよそれはそれはショッキングだったよとか、草笛光子さんを見習って開脚やストレッチはやっぱりずっとやらなくちゃ、だから運動は大事なのよと。
一日一山ペースで山登りをしながら、いろいろ話してきました。
うちの「Chat50年前にヤングレディだったGTP」は、船越英二さんという俳優さんのことを尋ねてもその息子さんの話と間違えて回答してくる精度になっているので、質問できるうちに聞き出していきたい所存です。