先日、わたしの主観で10歳くらい年下だと思っていた人から「うちこさん、もしかしてわたしと同じ年かも…ブログを読んでいて、そう思ったのですが」と言われ、実際おなじでびっくり。勝手に自分のほうがうんと年上だと思っているのって、40代あるあるかも（笑）。
わたしは中年女を蔑みたい人の会話を子どものころから記憶しており、40歳になってから読んだ「吾輩は猫である」がよいタイミングでリマインド教材になりました。猫が実況してくれるという設定でなければ書けないあの現実は、子どもの頃に親をはじめその職場親戚近所の人が意思を持つ女性を蔑む会話を自然に行っていた記憶そのもの。そうそうこれこれ、この感じなつかしい！ と思いました。
あの本を読んでから、ますます社会の中で目立たぬふるまいを心がけるようになりました。
そのうえで
さぁ～て、わたしはわたしで、どう楽しもうか。フッフッフ。
と考えてきました。
それまでは「若い女性は傷つきながら夢を見てください」というシステムに適当に順応しながら自分の居場所を作るために少しがんばってきました。おもしろいもので現代社会のオフィスワークは業務で必要になる男女の体力差が誤差程度。年々同世代の男性とめっきり話が合うようになるだけでなく、年下の人とでも背骨や足腰の話題になればヤング扱い。ヨガしててよかった！
・・・となればこの秘儀はますます隠すべきもの。もうヨガ以外の場で知り合う人に趣味を聞かれても「ヨガしてます」とか言いません。着るものの袖はどんどん長くなり筋肉がポロリすることもなく… いろいろ隠して引っ込める。隠し始めたよー。
世のなか女性の人権がどうのと騒がしかったりしますが、現代社会で楽しく生きる秘訣は男女を問わず、中年以降はこれじゃないかと思うのです。隠密ヨギ。
そんなわたしの最近の密かな楽しみは、これら。
左はエクセルのアイシャドウ（クリーム）。これをベースにした上に、使いきりまでのスピードが落ちていた粉のアイシャドウを乗せるとよい感じになります。コスメが減るのって、使い切るのって、楽しい！
右はDHCのリップオイル。これをベースに塗った上に、いままでなんとなくカサつくので使わなくなっていた口紅を乗せるとよい感じになるし、家にあるコスメがどんどん減る。
自分の上唇と下唇が接触する面の感触がやわらかいと、心もやわらかくなるのがよいです。近ごろ、触感でコスメを楽しむのがブーム。カサついてくると、潤いの効果を感じやすくなるのが楽しい。
コスメのほかにも、バッグにいつも飴ちゃんを入れておくための小さなポーチが必要になってきたこの頃。ポーチ選びも買い物の楽しみの一つに加わり始めています。加齢とともに発生する物欲に、わたくし少々色めきたっております。
アイシャドウはアマゾンにもありました。リップオイルは夏に買ったのでもうないみたいですが、今年はいろいろなメーカーからリップオイルが出てる～
