宮崎県の小林市に、まるでインド・リシケシのガンジス川沿いを登っていくかのような、そんなすてきな山道がありました。仙人が出てきそうです。
出だしは川口浩探検隊気分だったのに、途中から中国の水墨画のような風景が拡がり、最後の最後はまるでティム・バートン映画の世界!
そんなさまざまな表情を持つ三之宮峡は、噴火の火砕流でできたそうで、今にも岩が喋りだしそう。行って帰ってたった90分のウォーキングの間に、なんじゃこりゃぁあああ! な景色がいっぱいでした。
はじめはしばらく、水曜スペシャルな感じです。底なし沼がありそうです。
トンネルを抜けると、じっと見てしまうとひとつひとつの岩が顔に見えてくる、こわーい感じのところに出ます。
わたしには「やる気のないモヤイ軍団」に見えるのですが、怖がりな人にはさらに怖く見えそう。
目線を上に移すと、龍が出てきそうな中国の水墨画の世界。
そしてそして、最後は橋三橋(はしみつばし)。
ここをめざしていました。パンフレットの写真を見ていたら「風雲!たけし城」の「ジブラルタル海峡」というアトラクションのイメージが展開され始めて、行きたくなったのでした。
でも行ってみたら、ぜんぜんたけし城じゃない。それよりもうんとすてきな、ティム・バートン映画の「スリーピー・ホロウ」みたいな世界でした。
感動の景色。上にあがりたくなりました。探したら、あっさり行けまして
日本じゃないみたい! 雨が降っていたので、苔がグラマラス!
この渓谷は、ほんとうに表情が豊か。さっきまで中国にいたのに、いまはもうヨーロッパの山奥に来た! というくらいのめまぐるしいトリップ感。
どこに目を向けても、日本にいる感じがしませんでした。
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