今日はヨガの行法としての断食の話ではなく、旅行での疲労・風邪・発熱・ウイルスin などのトリプルあるいはクアトロコンボ、ポーカーの手札で言うならストレートフラッシュくらいの不調からの断食の話です。インドで、ものすごい勢いでお腹をこわしました。
これまでは「腸だけストライキ」(←ワンペア程度)「腸+胃の半分くらいがストライキ」(←スリーカード程度)くらいの経験しかなかったのが、「胃と腸が合併して全員でストライキ、尿道は撤退。水分も湿らせるようにじゃないと受け付けない」という経験をしました。
そして、かねてよりシャンカプラクシャラナ(ヨガの腸内洗浄)の経験を踏まえて唱えていた
宿便は腹筋の一部
という持論をより強固にしてまいりました。
以前の考えは「腸が弱っているときは、腰痛に注意」というトピックにまとめているのですが、
今回は背骨の存在を内側から、こんなタイミングで感じました。
- くしゃみをしたら、バイーンと腰痛
- フッと吹き出すように笑ったら、バイーンと腰痛
- 水をゴクゴク飲むと、じわーっと背骨の内側に重みが来る
3日間、お水をちびちび飲んだりアメをそぉ〜っと舐めたりしてすごしていました。小鳥ってすごいなと思いました。あの食事の量に対する運動量は驚異的。飛んでるのすごい…。
そして、今回の旅行では生まれて初めて同行者とこんな会話をしました。
「おかあさん! いま、水分が尿道から出てきた! お尻からじゃなくて、前から出てきた!」
「やったね!!!」
この場合の「やったね!」は、明日かやっと一緒に食事ができるかもしれないね、というよろこびです。
・・・ そんなこんなでダブルピースをしていたら、今度は母の胃腸のストライキが始まりました。
あらやだ残念。(ちなみに手札で言うならフルハウスくらいの強さ。しんどそうでした)
2週間弱の旅行中、いっしょに楽しく食事ができたのは機内食を入れて3割くらいではなかったかと思います。回数として7割はどちらかが断食あるいはドリンクのみでした。帰国後もなかなか回復せず、その過程でさらに学んだこともありました。糖分のおそろしさについてです。
以下は、断食中のあれこれ。
これは、ザクロのメニューが多い町・ブージで母が食べていたもの。
路上の屋台で売っています。味が絶品とのこと。ザクロの入ったジャガイモ炒飯のようなもので、ものすごく売れてました。
母がひとりで行きつけにしていた呼称「100円ターリーの店」です。
50ルピー(90円くらい)の定食を毎日食べに出かけていたらしく、言葉が通じないので日替わり定食を「それ、ひとつ」といって食べていたそうです。本人が携帯で撮っていた写真を見せてもらいましたがどれもおいしそうで、ザクロの散らしてある野菜カレーの定食みたいなものがありました。(⇒これです)
わたしはブージという町にいる期間は、全意識がムーラ・バンダ中心の日々でした。お腹から上部に意識が向かず、おいしそうなものをみても何も感じませんでした。感情がなくなったかのようでしたが気分はよく、なにかを感じたらバンダが外れてしまうという危機感による抑止効果が全身にゆきわたっていました。こういう感じが練習中に再現できればいいのに…。