わたしは日常的な動作や負荷の積み重ねによる腰痛・ぎっくり腰を経験したことがないのですが、以下の要因での腰痛経験があります。
- 足先を肩幅以上の状態でつま先を強く打ちながらアップワード・ドッグのような動きをしたときにバイーンとなった(腰椎の右側のどこか)
- 断食の後、ふいに重いものを持とうとしてバイーンとなった(以前書きました)
このほか、旅行をしているときにすこし腰痛があります。
わたしはいつもバックパックで行くのですが、自分の胴体をもうひとつ後ろに置いているような状態で、いわば重量のある二人羽織の状態でたくさん歩きます。
胸郭厚めのわたしですが、リュックのほうがでーんとします。小1のランドセル状態です。
ときに、
ふぁーっと深呼吸をしたりしてみたりしますが、あぶないなーと自覚がある状態があって
気がつくとこれをやっている。腰をそらせて台座のようにし、肩に手を添えずに内巻きにすることで、ひっかけています。
女性はこれ、できるからやってしまいがちです。
男性の場合は
ぐーと前に、このように行く人のほうが多いように思います。肩に力があるので、使えるところを使ってしまうのでしょう。
バックパッカーを見かけると、つい観察してしまいます。
女性が気を抜くとやってしまいがちな、腰を反らせて台座のように使うときの状態は、
じーっと観察しているとマウンテン・ポーズやタダーサナ(ダーダ+アーサナ)、サマスティティヒのときにも起ります。
重たいリュックを背負ったときと同じように、うしろに重心をもっていかれるのがこわい。かかとに乗ることがこわい状態。
足首や足の甲の中身がアクティブになっていない状態で後ろに体重を乗せようとすると
あばらがパッカーンと開く
それが極端になると
反り腰の状態
ちょっとやってみたら、わかります。
バックパックをまるで身体の一部のように過ごす時間が多いと、腰を反らすことで胸が開き呼吸もしやすく感じるため、身体が「一石二鳥だわーこれ」と、勝手にあばらを開いて腰を反らせます。自動的な身体の知恵。
ただこの状態が癖になると、腰とつま先に負担がかかります。癖にするのがまずい。どこかベンチを探して座るなり、荷物を降ろして休むなりしないと。
この状況は、たまに依頼して助けてもらうだけのはずだった仕事がいつのまにか定常化して、依頼先の部署との関係が悪くなるのとよく似ています。
そこまでは、いいと言ってないんですけどっ!
と、怒られます。誰にって、腰部にです。ほんとこういうふうに、怒らせちゃうのってよくないね…。
腹筋という部署の人が腰部の人に仕事を丸投げすることを定常化させてしまって、「ちょっと他部署からクレームがあがっているのですが…」となる。ああ気まずい。
反り腰女子のみなさん、腹筋の大切さがわかりましたでしょうか。わたしは典型的な反り腰女子であったので、旅をするといまでもついつい、それが漏れます。
今日はそんな経験から書いてみました。