またベトナムへ行ってきました。2年前にも同じ時期にハノイへ来て、市街地まで路線バスで移動しましたが、今回はミニバスで移動しました。
ミニバスは日本の感覚で言うと相乗りタクシーという感じ。ひとり10万ドン(500円)で、35分くらいで市街地へ着きます。希望したところで降ろしてくれます。わたしは翌日電車に乗りたいと思っていたので、チケットを買いに行く目的も兼ねて「ロンビエン駅の近くで降りたい」と伝えました。
乗ってみて思いましたが、やっぱりミニバスはすごく楽です。
空港を出るとタクシーの営業にあいますが、左右を見渡してこの看板のところへ行けば乗れます。
「あの看板のとおりに上がっていけば、ロンビエン駅だから!」というところで降ろしてくれました。
合計110歳の母娘で、えっちらおっちら。バックパック旅行。
登るとすてきな橋がありました。ここは、また来たい! と思いました。
あとで地球の歩き方を見たら、有名な観光スポット。後日あらためて行くことにしました。
「明日、ラオカイへ行きたいのですが…」「満席よ! ないわ!」
「明日、なんですけどね…」「だから、Full よっ! Fullっ!」
というやりとりをして、やっぱりか…と思って宿へ向かうことにしました。
あきらめがついてほっとしたこともあってか
その後、市街地とは逆方向へ歩いていることに気づいておらず、のんきに写真を撮っていました。
そして中央分離帯を越えてどんどん進み…
明らかに旅人の少ない方角へ行っているのですが、
いつもながらのテキトーさにより(↓ホーは湖のこと)
わたし:ホーのほうへ行きたいのだけど、どっちですかー(ホアンキエム湖のことを思いながら)
町の人:おお。ホーだね! ホーは、あっちだよー!(もちろんそれは「西湖」)
というありがちなコミュニケーションの行き違いによって、どんどん逆方向へ…
休憩がてらカフェに入って座り、GPSで確認して気づきました。もうかなり西湖のほうまで歩いていました。
慣れるとわかるのですが、ハノイでは西湖こそ「湖」です。外周が皇居3つ分くらいあります。
サイズでいったら、観光の中心となっているホアンキエム湖は、上野でボートを漕ぐ「池」みたいな感じなんですよね…。
旅に出るとこういう冷静さを失うのが、まぁおもしろいところでもあるのだけど。
ここまでの道中で、「このあたりは道中危険な香りもしつつ、たいへん魅力的」だということを歩いて学びました。そして今回の旅は西湖に縁があったのか、西湖周辺で過ごす時間が多くなりました。
このあとわれわれは路線バスでロンビエンまで戻り、素直にGPSを起動したまま宿へ。
最初からGPSに頼っていればよかったのだけど、それはそれで、つまらないのよね…。生活力をあげるために「はじめてのおつかい」っぽいことがしたいのに、便利さが追いかけてくる。今回はそんなことを存分に感じる旅でした。