漱石コーナーという催しが気になり、日比谷公園内の日比谷図書文化館でやっている「祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ」という展示を見てきました。
そういえばこの本、見たことある! と記憶に残るデザインの本がズラリと並び、最後の漱石コーナーには夏目漱石の「心」「吾輩ハ猫デアル」の特別な装丁とその資料が並んでいます。
明治の新聞連載時の紙(コピーかな)が置いてあり、小説の右側に当時行われていた戦争の将校トピックが載っていました。「こんなふうに、リアル社会とシンクロしたムードだったのだなぁ」というのが、ありありとわかります。こういうのは実物を見るとやっぱりおもしろい。
去年の夏に銀座の路上で抱きついてきた壁にあった、名取春仙画伯デザインの「心」のロゴにもバリエーションがあって、パーツのひとつひとつがすてき。
祖父江慎さんが「吾輩ハ猫デアル」の人物相関図をイラスト入りでメモしたものがすごくおもしろくて、独仙さんの箇所に「イミわかんない人」と走り書きされていました。
この人物マップは爆笑モノなので、猫ファンは必ず見て欲しいニャー。
▼有楽町・日比谷・銀座の近くで、3月23日まで開催中(2月14日の前後で展示内容が変わるようです)
祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ
(うちこのヨガ・銀座道場から、歩いて15分くらいです)