うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

バスの車窓から その2(郊外バスとタクシー)

前回は空港⇔市街地のバス事情を紹介しましたが、今回は郊外へ向かうバスと、キナバル山方面へ向かう乗り合いタクシーのお話。気分は石丸謙二郎です。

郊外へ向かうバスは、地元の人に「ワワサンプラザ」と言えばわかるバスターミナルから各地へ出発しています。




「MUSTIKA」方面、「BEAUFORT」方面などのようにプレートがある。たまに「1番から出るよ」などと番号を教えてくれる人もいるのだけど、番号の看板は見たことがない(笑)。いちばん奥ってことで「1番」だったみたい。




わたしは、男性たちのこういうズルっとした日常の光景がなぜか好き。





車内。満員になるとなんとなく出発する。




(動画)




休日はかわいい料金ボーイが手伝いをしている。




市立モスクへ行くバスで出会った。「LIKAS行きだよ! 乗り遅れはないー?」って大きな声で言いながら、乗り遅れがないことを見届ける。大人よりしっかりしていて頼りになる少年だった。




モスクに着くところ(下は動画)




今回の旅では、キナバル山のあるキナバル自然公園まで乗り合いタクシーに乗って往復した。
安宿街の近くの独立公園前に行くと、乗り合いタクシーの人数待ちの人が先に乗っていた。わたしたちが乗って、あと2人乗れば出発というところだった。


ここで、前の席が埋まるのを待つ。



今年大学を卒業したという、日本人の男の子が乗ってきた。日本人はめずらしいので、この旅でいちばんたくさん話した日本人ということになった。アジアのいろいろな国のバックパック旅行の話で盛り上がったのだけど
「もしかして、親子ですか?」
「そうですよ」
「え"……、お母さんのほうは、おいくつですか?」
「64」
「う、うちのばあさん70ですけど、絶対こんな旅行無理ですよ」
(おばあちゃんと比較されてる・笑)
(まあ、そうだよなぁ。最近まで大学生たったんだもんな)



往路ではそんなことがありつつ
復路では


こんなところで1時間近く、乗り合いメンバーが集まるのを待った。
復路はミック・ジャガーみたいな顔をしたおしゃべりな北欧おばさんと一緒になって、他のメンバー全員がグッタリしていた。



このお兄さんは上品でいい人だった。
コタキナバル市街からキナバル自然公園までは2時間弱の旅で、片道ひとり20RM(572円)。乗り合いタクシー自体は安全運転で休憩もあって、快適だった。



この旅の間、普通のタクシーには2回だけ乗った。


ものすごい雨の日に、州立モスクへ向かうときと(動画)



はじめて市立モスクへ行こうとした日に、歩いていけるもんだと思っていたらとんでもなく遠く、あきらめてタクシーをつかまえたとき。12RM(343円)。



景色は最高なんだけど、風がなくて37度くらい。タクシーが来てくれて助かった。10RMだったかな。


コタキナバルでは、もっといろいろな郊外バスに乗る旅をしたかったな、と思う。バスは少し座高が高くて景色を感じるのによいし、近くの人たちとも自然に会話が発生する。とりあえず乗って、終点まで行って帰ってきてみるとか、そういう観光がいい。郊外の幼稚園の壁に、限りなくアラレちゃんではないけどまあそういうつもりなのだろうというユルい模写があったりして、そういうのを見るのが楽しかった。