島はボルネオ、国はマレーシア。サバ州の州都、コタキナバル(Kota Kinabalu) へ行ってきました。インドでもスリランカでも他の国でもイスラーム文化に触れることはできたのですが、人口比率的にイスラームの人が多い環境で感じてみたくて。場所は、ヨガの知人に投げかけてみたアナログリサーチ結果で決めました。
- イスラーム圏で
- 年配者(親)とも行ける場所で
- 海と寺(モスク)があって
- のんびりできるところ
以前はカップルやファミリーに人気のリゾート地だったのだけど、「今年、直行便がなくなった」ということもあり、なおさらのんびり勉強できるかな、と。実際、空港以外の場所では、日本人に数名しか出会いませんでした。
飛行機から見えたボルネオ島。国土は日本の1.9倍。
コーランと水着をリュックにつめて、そのほかは何の予定もない旅。この日は、とりあえず宿を見つけようか、というだけでした。両替をして、バスに乗って街へ行く。
この旅の間、コタキナバルの街のなかを移動するぶんには
<ここから先、わたしが行った際の手数料込みのレートが1RM(リムギット)=28.6円だったので、その計算で書きます(2012年7月時点)>
ひとまず休憩。初日にバスを降りてから駆け込んだカフェ。あとで思うとすごくリッチな休憩だった。「secret recipe」というお店でコーヒーとパフェをいただく。ホットコーヒー、アイスラテ、パフェで27.15RM(776円)。
同じビルでアキバっぽい店をチェックしてみたりした。
街の雑踏(動画)
このへんのことは、「ムスリム・ガールズ・コレクション」にこってり書きました。
スーパーをのぞく。
扇風機2330円、さきいか58円。
この日は日曜日。サンデーマーケットをやっていた。ここもすでに安宿街なのだけど、もう少し歩いてみる。
ゲストハウスは一目惚れのような感じで決めて、そこに落ち着いた。
宿か決まったら、とたんに襲ってくる空腹。
また街へ。
ダシのにおいにつられてレストランへ。
「NEW AZURA RESTORAN」こういう綴りだった。
わたしは海鮮焼きそばを頼んだ。シーフード・ミーゴレン(SEAFOOD MEE GORENG)。この味に感動して、以後どの店でも海鮮焼きそばを食べることが多かった。これとコーラで12RM(343円)。あとで思い返しても、やっぱりこの店はおいしかった。
活気のある店内(動画)。プラスチックのアラジンのランプのようなものは、手でカレーを食べる人が手を洗うための水。
店を出たら、だいたいの地理感をつかむために散策。
「海に近づくほどおしゃれになるのね」「こういう店は観光客向きで、こういう店は地元価格なのね」などのことを把握する。中華系のすこしリッチな感じの人が多く、二極化の極端な溝をこの人たちが埋めている感じで、わたしたちがなんとなく利用しやすいのもそのゾーンのサービス。
昼の食事でいきなりおダシ満点だったので、夜も期待。
シーフード・マーケットをのぞく。まだ夕食には早い時間なので閑散としていた。営業はみなさん積極的。「今日売らなければいけない」もので勝負している人たちの活気と刹那感。
「Sinario cafe」に入ってみた。この店も美味しくて、後日また来ることになった。
カレースープ麺とスターフルーツ・ジュース、マンゴージュースで30RM(858円)。
ジュースは生ジュースが「ビールジョッキ大」のサイズで出てくる。ふたりで千円近く使うと、かなりの贅沢ができる。ここは、ゲストハウス事情の末尾に「このエリアは美味しい食べ物屋さんが多い」と書いたエリア。ケンタッキーフライドチキンやシーフードマーケットのあたり。
おいしいものエリアからわたしがステイしたゲストハウスの道の途中にある、アトキンソン時計塔。
この時計塔の近くは安宿ゾーンなのね、と覚えておけばわかりやすい。
「この街には美味しいものがいっぱいある」と感じる初日でした。