うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

浜名湖へ行くつもりじゃなかった(伊豆小旅行回想録1)

伊豆に行ってきました。いただきものの宿泊チケットの期限が迫っていて、もうその日しかチャンスがなくて。職場の先輩で、旅行誌「るるぶ」に載っているスポットに行くことが至上の悦びという、かなりピンポイントな趣向をお持ちの「るるぶさん」(以下RRB。本人の希望でそのように書きます。彼女、そうとう強引な休み方をしたらしいので)が車で連れて行ってくれました。
午後にミッドタウンにかわいく停まっていたRRBの真っ赤なプジョーに乗って、御殿場アウトレット経由で伊豆の城ヶ崎海岸にあるホテルへ向かう旅のはずでしたが、なぜか深夜に浜名湖に居ました(謎)。

<ここでの二人の楽しい行き違い>
 ・RRBはそのホテルは二度目。行ったことがある。
 ・RRBは今年伊豆の別のところにも行っている。
 ・RRBはそのホテルに行くのにいちばん近いIC「小田原西」をインプットしていた。
 ・が、今回は途中で御殿場アウトレットに寄った。
 ・御殿場からいちばん伊豆に近いICは沼津。小田原西は沼津よりも東京寄り。
 ・二人とも、御殿場の位置をいまいちよくわかっていなかった。
 ・ドライブ中のトークが盛り上がりまくり、何時間でも走り続ける勢いだった。


そんなわけで、思いっきり伊豆への入り口を通り過ぎて暴走していました。途中、いやこれ逆だろ、と何度か思っていたのですが、なんとなく楽しかったので、おしゃべりに身を任せてしまっていました。
が、「浜名湖」「浜松」などの標識が目立つようになり・・・やっぱりヤバいなと。

 RRB。浜松越えたら名古屋だよ。逆走してる。それもかなり」
 「え。え。え。なんでそうゆうことになるの? 小田原西は?」
 「小田原は、たぶん御殿場よりも東京方面・・・」
 浜名湖かー。うなぎ食ってく?」
 「いいねー。それはそれでアリ!」

ということで、うなぎ食べました(笑)

いやー。懐かしい味です。うな茶漬け。イン浜名湖インター。(昼なら)湖の見えるレストランにて。


よく考えてみたら、RRBは半分アメリカ人みたいな女。日本の細かい前後左右関係をまったくわからずに、ノリだけで生きている人なんです。ただ、異常に明るい。「いやこれアンタ、(落合)福嗣に呼ばれてるよ。ドラゴンズの呪いだ」と、まるで私のせいで名古屋に連れて行きそうになった、くらいのことをのたまいながら「さ!戻ろう」と。
で、戻りましてね。その間、うちこは都度ホテルにチェックインが遅れる旨、電話で旅路の報告をしていました。ホテルの人も、もう呆れておかしくなってしまったようで、「どうか、どうか下田までは行かないように。」と何度も念押しされました。


泊まったのはこんな素敵なホテル(朝の写真)



こんな素敵な露天風呂に、朝貸切で入ってみたりしました。(夜のお風呂も素敵でした)


チェックインはなんと夜中の二時。夜シフトのスタッフさん総出でお出迎えいただき、「浜名湖まで来ちゃいました! ていう電話の声がものすごく楽しそうでびっくりしましたよ。がはは」と、ずっと話題にされていたようで、その後もお部屋の案内、お風呂の案内すべて、朝の案内まで「そこを右ですよ。まっすぐじゃないですよ。迷わずいけますか?」とネタにされました。ナイス・ホスピタリティ。

普通、これがつきあいたてのカップルの旅行だったりしたら、こうはいかないですね。「ドラゴンズの呪いだ」って言われたらうちこも言い返せません。
なにがそうさせたかって、ガールズトークですよ。いちいちRRBが出してくる議題が、思考回路を麻痺させるんですもの。「いままでで最悪のデートってどんなのよ」とか、その逆とか。ちなみに、RRBが感動したという最高のデートの要因に「詩をもらった」つうのがあって、「そんなの初めてだったんだもん!」というRRBに、「私、芸術大学だったから、これまでに詩とか歌とかけっこうもらってる。つか、合いの手セッションまで強要された」という過去のある私。「お互い生きてきた環境が違うのね・・・」と実感しました。大人になってからできる友だち関係は、こうゆうのが楽しいです。