うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

カポエイラ―はじける肉体の即興芸術 自由に、軽やかに、のびやかに

カポエイラの総合的な文化背景のわかるとても読みやすい本です。
なんらかの形で動きを見たり、やってみたりしたことがないと興味だけではピンと来ないかもしれませんが、うちこはポルトガル語の意味とあわせて動きの名前を覚えるのに大変重宝しそうです。

なんでカポエイラに興味を持ったのか、小さな理由がたくさん集まってそうなっているのですけれども、やはりヨガ同様に歴史あるものを体で学ぶというのは、とてもありがたい時間の使い方だと思います。練習に行く時間を捻出するのは大変ですけれども、動きだけではなく音楽やその歌詞、いろいろな形式の持つ背景など、さらに興味がわいてきました。
自分に向き合う時間がなかったところでヨガに出会い、協調性を学ぶべきタイミングでカポエイラに出会ったのかもしれません。この本に、ひとつ激しくうなずくコラムがありました。

74ページから引用

カポエイラで大切なものはなんですか?」 と問われれば、私は即座に「リズムだ」と答える。しかし、カポエイラを学ぶうえで、一般にリズムはそれほど強調されることはない。
(中略)
このリズムの重要性はカポエイラだけの話でないと、私は思う。日常生活においても、だらだらと過ごす人にはリズム感が感じられないし、いい仕事もできないような気がする。

つべこべ言う前に、「どうせやるなら、今やるのが自分的にいちばん高感度」というタイミングでその仕事をする、というのはとても大事と思います。
「仕事オンチ」という表現は、うまくいかない事態を表現するのに、このうえなく分かりやすい表現かもしれません。